今回の“世田谷夫殺し”事件のヒントは…
“カッターナイフ”です!
なぜ凶器が包丁ではなく、カッターナイフだったのか?そのことを突き詰めて考えていくと事件の真相が見えてきます。みなさんもオンエアまでレッツシンキン!!
と、某大人気謎解きアニメのラストみたいな“事件のヒント”を、人生で一度は自分で考えてやってみたかったので、この場を借りてやらせていただきました。ありがとうございました。夢が叶いました。
…とは言ったものの、正直、カッターナイフとか、どうでもいいです。凶器が何とか、真犯人が誰とか、もうどうでもよくなるほどの衝撃展開の連続で、後半は「えー!」「まさか?」「やばー!」「怖―!」「酷い!」「信じられない!」って、口元に手を当てながら声に出してリアクションしてて、終いには『リカ』じゃないのに、心の底からリアル「死ねばいいのに!」が出てましたよ。傍から見たらただのヤバい視聴者ですよ。
だけど今回の『悪魔の弁護人』は一人で見ていたらその衝撃に耐えきれず、つい声に出してリアクションしてしまうこと間違いなしなので、ご自宅に同居人がいる場合は鍵を閉めて一人で鑑賞する。もしくは誰かと一緒に衝撃を共有しながら見ることをお勧め致します。
何がそこまで衝撃的だったのか?それは事件の真相にも関わってネタバレになっちゃうので多くは語れませんが、一言僕が言えるのは「絶対に誰も想像しなかった真相が待っている!」ということです。
勘のいい方は前回でだいたいお気付きだったかもしれませんが、そうでない方でも第2話の中盤できっと真犯人に目星がつきます。ですがその後の真相パートは誰も想像していなかった方向へ進んでいき、2019年12月14日土曜日深夜0時55分頃、日本中の視聴者は心の底から「死ねばいいのに!」と言うことになります。そうです!今回は前番組の影響もあって30分遅く始まりますのでご注意ください!もしかしたらさらに遅くなる可能性もあるので、なんならリアルタイム視聴の方は今からずっと、チャンネルはフジテレビ系列で!!
興奮しすぎて番宣が過ぎてしまいました。大変失礼いたしました。
さて、衝撃的だったのは今回の“世田谷夫殺し”絡みだけではありません。てっきり他のドラマみたいに、1話ずつジワジワ進行していく縦軸の物語とばかり思っていた、主人公の“少年A”問題もかなり進展します。進展するどころか“世田谷夫殺し”の真相解明にまで絡んでくるという構成で、展開の速さだけでなくその巧みな構成には衝撃が走ります。また、日本中が「死ねばいいのに!」って言ったその直後、癒しの主題歌とともにほんのちょっと心落ち着く時間になって「ああこうやって2話を使って事件を解決していくドラマなんだなー」なんつって、ちょっと油断した次の瞬間、とんでもない衝撃的ラストで次回へ続きます。その時は「あ!あの時のおばさん!」ってなりますので、最後の最後の最後まで決して油断しないでください。
そして今回改めて感じたのはベッキーさんの必要性。今回の話は本当に“ヒドイ話”です。だけど“少年A”の過去を持つ笑わない主人公を要潤さんがとても魅力的に演じることでその深刻さを軽くしてくれるのはもちろん、ベッキーさんのパブリックイメージである“陽”の部分が画面からひしひしと伝わってくるので、そのキャラクターにすごく救われた気持ちになるのです。そうでなかったらこんな“ヒドイ話”、見ていられないですよ。ベッキーさんのおかげでテレビらしいエンターテインメントに仕上げてくれているのです。ベッキーありがとう!!(つい呼び捨てにしてしまいました)
こんだけ書いたのでもう見ない選択肢はないですよね?
僕の興奮が嘘じゃなかったことを証明するためにも、第2話、絶対お見逃しなく!!
text by 大石 庸平 (テレビ視聴しつ 室長)