ひよりを襲おうとした“影”の正体は、駿河だった。
相原、生駒、駿河の3人は、自分たちがヒルコの犠牲者となって松宮をバズらせ、スターに押し上げようと画策。時間をかけて自らの血を採血し、十分に集まった血をぶちまけて髪や洋服、持ち物を置いて行方をくらます計画だった。
しかし駿河は松宮を独占するために2人を裏切り、殺害。「自分が一番松宮を推していた」と話す駿河に、興玉は「お気に入りのネイルを現場に遺せなかったあなたは2人に負けている」と告げて去っていく。
激昂し、ひよりに襲いかかる駿河を小夢はあっさり制圧した。
ひより(志田未来)が計画の発案者!?
警視庁は直近で起きた3件の神隠し事件は松宮とそのファンであった駿河の共謀だったと発表し、松宮のマネジメントを担当していた落合についても取り調べを進めていると伝える。
直毘は今回の事件解決を経て、ヒルコへの恐怖を感じている国民の割合が減少したことを宇喜之に報告するが、宇喜之は今回の事件はただの模倣犯であり、ヒルコ自体は未だ謎のままであるとし、引き続き調査を続ける意向を示した。
そして興玉は、ひよりが今回の計画の発案者だったと指摘。妻として松宮を誰よりも推していたひよりは、彼が他の女性と関係を持つことが許せずにいた。
彼女たちのファン心理を巧みに利用し、夫もろとも破滅させたのだ。
ひよりが作ったサングラスは「ヒルコが見える」という触れ込みで大ヒットし、彼女は莫大な利益を得る。しかし、彼女は人生をかけて推してきた大切な存在を失ってしまった…。