<藪木健太郞(総合演出)コメント>

前回は、11年ぶりの特番だったんですが、絶対に「懐かしい」だけで終わりたくなかったんです。客観的に考えても「ショートネタ」という形は、『爆笑レッドカーペット』をレギュラー放送していた2010年ころよりも、ショート動画が人気を博している今の方が、時代に合っているんじゃないかと常々思っていて。

実際、復活特番をやってみて、それはやはり見当違いではなかったんだな、と感じています。

でも今回、何よりうれしかったのは、どの芸人さんからも『レッドカーペット』という番組に対する“熱”が感じられたこと。昔から番組でネタを披露してくれていた“レッドカーペット芸人”と言われる芸人さんたちと、今回初めて出演してくれた芸人さんたちと、両者の存在感のバランスがとれていたのも、すごく良かったと思います。とてもすてきな“お祭り”になりました。

2026年の正月に放送されるテレビ番組の中で、一番「笑い」に特化した番組にしたいと思っていて。本当に見て笑うだけ、終わったあとに何も残らない、笑った感触だけが残るっていう(笑)、そんな嵐のような番組を目指しています。

やはり正月特番らしく、バカバカしい“かくし芸”的なネタもたくさん出したいですね。お正月のフジテレビということで、『新春かくし芸大会』にあやかりつつ(笑)、『レッドカーペット』なりのアプローチで、芸なのか、おふざけなのかわからない(笑)、そんな“かくし芸的なもの”をいっぱいお見せできたらと考えています。

今回は、放送時間が3時間半もあるので、出てくれる芸人さんは100組を超えるかも…(笑)。実は前回、われわれは出てほしかったんだけれども、残念ながら都合が合わずに出演がかなわなかった、という芸人さんも大勢いて。

でも、今回そういう方々は、ほぼほぼ出演してくれることになりそうです。視聴者の方々も、前回ご覧になっていて「そういえば、あの人が出てないよね」っていう芸人さんがいたと思うんですけど、今度はたぶん出ます(笑)。そこも、大きな見どころですね。