山田涼介さんが、ハードな撮影の裏側を語りました。
10月5日、同日スタートするドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』の制作発表が行われ、山田さん(Hey! Say! JUMP)、川栄李奈さんが出席しました。
本作は、連続殺人犯を父に持つ主人公の大学生・浦島エイジ(山田)が、自らが二重人格であることを悟り、“もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないと底知れぬ不安にかられ、真相を究明していく姿を描く二重人格サスペンスです。
まさかのオファーに驚き!「攻めたドラマが生まれた」
人気の原作漫画の実写化ということで、オファーを受けたときの心境を聞かれた山田さんは「『いつか実写化されるであろう漫画だな』と思っていたんですけど、まさか自分にオファーをいただけるなんて思ってもいなくて!」と回顧。
続けて「(ハードな内容の)原作を民放のドラマで、フジテレビで、どこまで表現できるのだろうかと疑問はありましたが、1話を見たら『攻めたドラマがこの時代に生まれたな』と、確かな手ごたえを感じました」と、目を輝かせました。
すでに撮影は2ヵ月ほど行っているという本作。「お互いの印象の変化はありますか?」という質問に、山田さんは「実はまだ川栄さんとのシーンは、そんなに多くは撮ってないんです。でも、なんか…“すごい撮ってる感”があるというか(笑)」と返答。
その理由を「お芝居も含めて、現場も空気の作り方も、すごく相性がいいんじゃないかと僕は勝手に感じているんですけど」と語り、「どうでしょう?」と話しを振ると、川栄さんは「それでいいと思います!」と、人ごとのような返答で会場に爆笑を起こします。
「それでいいって…」とツッコむ山田さんに対し、川栄さんは改めて「山田さんはグループ活動をされているので、周りのことをすごく見ていて、気を使ってくださっていて。私以外の皆さんも、すごく居心地がいい現場だと思っていると思います!」と、山田さんの印象を語りました。
ドラマ撮影での「今までに味わったことのない経験」とは?
エイジは二重人格であり、殺人鬼の息子という設定のため、ハードなシーンの撮影が多いそう。「特に大変なシーンは?」と質問された山田さんは、「拷問シーンみたいなものがこのドラマはありまして。本当に拷問されるんです(笑)」と、笑顔で衝撃発言。
これに記者陣がいぶかしがった反応があがると、「いや、本当に!普通のドラマはしないですけど、監督が妙にこだわっているのか、山田涼介の苦しんでいる姿がただ見たいのか(笑)」と説明。「体に負担がすごくかかる。今まで味わったことのない経験をしている作品ですね」と、その苦労を語りました。
一方の川栄さんは、「真夏の暑い中で、冬服を着て撮影をすることがあって。そこは『きついな』と思っていました」とコメント。しかし、それよりも山田さんの苦労を近くで見ているため、「山田さんが毎日あざを作って頑張っているので、本当にこっちも泣けてくる。その頑張りに負けないようにと思っています」と明かしました。
そんな川栄さんは、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)でヒロインを務めて以来の連続ドラマ出演に。「朝ドラでの経験が今作で生きているなと思うことはありますか?」と質問が飛ぶと、川栄さんより先に「もちろんありますよ!ね!」と山田さんが先に口を開くという、2人の空気感の良さがポロリ。
山田さんからのパスを受けた川栄さんは「もちろん!」と言いつつ、「…なんかありますか?」と山田さんに振り返すという暴挙に。突然のことに、山田さんは爆笑しながら「俺があるわけないでしょ(笑)。朝ドラ出てないから!」とツッコむと、川栄さんもようやく「技術面では、台本を覚えるのが早くなりました」と、質問への回答を。
続けて、「でも、朝ドラのヒロインと同じくらい、山田さんの役は大変だと思います(笑)。『すごいな、この人は』と思って、学ばせてもらっています」と語ると、山田さんは「たぶん、次の朝ドラのヒロインは、僕がやってます(笑)」とコメントし、会場が笑いで包まれました。
最後に、山田さんは「予想できない展開が1話から続々とあって、『裏切られた』という気持ちを何度も味わうドラマだと思います。チャレンジングな作品に自分が出ているという喜びも感じています。攻めの姿勢でお送りするドラマは、皆さんにとっても久々になると思いますし、毎週水曜夜10時が皆さまにとって、悩ましい夜になると思います」と、意味深なコメントで締めくくりました。
ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、10月5日(水)22時からスタート(初回15分拡大)。毎週水曜22時より、フジテレビで放送されます。