歌舞伎俳優の中村橋之助さん(29)と、元乃木坂46のメンバーで女優の能條愛未さん(31)が2025年11月10日に都内で会見を開き、婚約したことを発表しました。
中村橋之助&能條愛未 笑顔で婚約会見「幸せをかみしめております」
金屏風の前に、和装姿で登場した橋之助さんと能條さん。
橋之助さんは会見冒頭、「このたび私、中村橋之助と能條愛未は、婚約致します運びと相成りました事をここにご報告させていただきます。本日、このようにたくさんの人にお集まりいただきまして、記者会見をさせていただきますことを非常にうれしく思っております」と笑顔で発表し、「この後はですね、役者としても、また1人の男としても、お客様を大事に、家族を大事に、仲間を大事に、そして愛未を大事に、素敵な家庭を築いてまいりたいと思っております。歌舞伎のため、成駒屋のために夫婦力を合わせて素敵な家庭を築いてまいりたいと思います」と抱負を語りました。
華やかなピンクの和服姿の能條さんは、「この度、中村橋之助さんと結婚をする運びとなりました能條愛未と申します。何分、こうした大勢の皆様の前での記者会見は、私自身初めてのことになりますので、大変緊張しておりますが、」と緊張しながらも笑顔で報告。
続けて、「これまで私を応援してくださったファンの皆様への感謝の思い、そして私を育て、支えてくださった関係者の皆様お1人お1人への感謝の思いを胸に、成駒屋へ嫁ぎ、橋之助さんを隣でしっかりと支えられるようサポートできるよう精進してまいりたいと思っております」と伝えました。
現在の心境を聞かれた橋之助さんは、「幸せです。こうして金屏風の前で愛未と皆様の前でお話しできるのが何より幸せです」と頬を緩め、「実は、ここに来るまでは愛未より僕の方がめちゃくちゃ緊張していたんですけど、控室で(着物を身につけ)完成した愛未を見たら、ワクワクの気持ちが勝ってきて」と幸せいっぱいの様子。
1週間前からドキドキが止まらなかったという能條さんは、橋之助さんと質疑応答の練習をしたことを明かし、「今日を迎えたらすごく楽しみに変わってきまして、皆様の前で2人揃って居れることに幸せをかみしめております」とにっこりほほ笑みました。
さらに、お互いの呼び方について、「僕は“愛未”と呼んでいます」と橋之助さん。
そして、能條さんが、「私は“くにちゃん”と(笑)」と話すと、会場は笑い声に包まれました。
貯金箱に“金を貯めろ国生!”一番好きな手料理と理想の家庭像を明かす
会見中、何度も目と目を合わせ、ほほ笑み合っていた2人。
仲睦まじくラブラブな様子がうかがえましたが、2人の出会いは、夫婦役で共演した2021年の舞台『ポーの一族』。そこから4年半の交際を経て、婚約となりました。
交際期間は、ほとんど喧嘩をしなかったそうです。ひっそりとデートも楽しんでいたようですが、これからは堂々とデートができるということで、能條さんは、「モルディブに連れて行ってもらおうと思います」とにっこり。
そのままの流れで、話題は、新婚旅行の話しへ・・・。
すると、「僕、かわいいのが」と切り出した橋之助さん。続けて、「中学生くらいから貯めていた貯金箱があって。その裏に、中学生の僕の文字で、“盛大な結婚式 世界一周新婚旅行 金を貯めろ国生!”と書いてあって(笑)」と、かわいらしいエピソードを繰り広げると、会場には笑い声が。
改めて、「「かわいいな僕」と思って(笑)」とほほ笑み、「だから、できる限り盛大に色々なところに連れて行ってあげたいです。今から、せっせと貯金をしたいと思っております」と話しました。
さらに、能條さんの一番好きな手料理について、「忙しい公演のときにお弁当を作ってくれますが、よくリクエストするのは“ふわふわ卵のデミグラスソースのかかったオムライス”が僕はすごく好きで」と回答した橋之助さん。続けざまに、「“ビーフシチュー”と“カレー”も好きなんですけど(笑)」と1つに絞れない様子。「これからいっぱい作ってもらうのが楽しみです」と期待に胸を躍らせました。
また、理想の家庭像について、橋之助さんは、「私は福之助と歌之助のことが大好きで、最強の三兄弟になることが夢ですので」と弟の名前を口にし、「弟たちのような子どもを育てられるような、温かい家庭にしたい」と笑顔を浮かべました。
能條さんも、「三兄弟を見ていると、すごく仲が良くて心があたたまります。もしいつか、授かることができましたら、2人、3人と、にぎやかな家庭になったらいいなと」とにこやかに話しました。
能條さんは今後、橋之助さんの歌舞伎をサポートしながら、可能な限りで女優業を続けていくそうです。また、挙式・披露宴は来年初夏を予定しているということです。
中村橋之助&能條愛未 プロフィール
中村橋之助さんは、人間国宝である七代目中村芝翫の孫であり、八代目中村芝翫さんと、俳優の三田寛子さんの長男として1995年に生まれました。2000年に初舞台を踏み、2016年10月の芸術祭十月大歌舞伎にて四代目中村橋之助を襲名。
能條愛未さんは、2011年に乃木坂46の第1期生オーディションに合格。アイドルとしての活動の傍ら、女優として数々の作品に出演し、グループ卒業後は女優業へさらに力を入れている。
