2025年6月30日に歌舞伎俳優の中村七之助(42)さんが、挙式披露宴を開き、会見を行いました。
照明が突然…中村七之助「今日くらいは降りてきて」亡き父・勘三郎さんが会見中にいたずら?
七之助さんは和装で報道陣の前に現れ、「たった今、先ほどこのホテルオークラ内の式場で神前式を行わせていただきまして、晴れて夫婦になったことを報告いたします」と、妻・杏奈(35)さんと挙式を終えたことを報告しました。

杏奈さんとの交際期間は約2年で、第一印象は「かわいらしい方」だったといいます。
長く独身だった七之助さんは結婚の決め手を聞かれると、「結婚しない宣言をずっとしていたんですけども、本当に私もしないで一生を終えるだろうなと本気で思っていたんです。よくみなさまタイミングとか言うじゃないですか。ほんとうにそうだなと。運命というより、タイミング。」と明かしました。

母や兄・中村勘九郎さんも結婚報告には喜んでいたそうで、中でも勘九郎さんの次男・中村長三郎さん(12)は結婚報告時に緊張していた杏奈さんに対して、「結婚報告をしたあとに、「杏奈さん。杏奈さんの幸せを一番に考えてください」って言ったんですよ。もうびっくりしちゃうでしょ。もうたまげちゃって。結婚報告どころじゃない。この人は人生を何周してるんだろうと、たまげました。それでほっこりもしましたし、妻も笑顔になったので」と結婚報告時の様子を笑顔で振り返りました。

そして質問は、2012年に亡くなった父・中村勘三郎さんに報告した際の話に。
七之助さんが「やはり父は一番いて欲しかったと、みなさま思っていると思いますけど、今日は…」と話し出すと、ここで突然、七之助さんを照らしていた照明が不調に。
これには七之助さんも「ほら、こういうことをするんですよ。」と話し、会場は笑いに包まれました。

続けて、「父は同じ場所で数十年前、母と結婚式をしたときにお酒を飲み過ぎて、ベロベロで立てなくて、金屏風につかまらないと立てなくて、母から初めて怒られました。数年前の兄の結婚式も同じここで、その当時兄は勘太郎だったんですね。そのときも最後のご挨拶でベロベロになってですね。今日は“上”でどんなファニーなことをしているんだと思うと胸がいっぱいなんですけどもね。今日くらい降りてきて欲しいなと思います。」と勘三郎さんに思いをはせた七之助さん。

どんな家庭を築きたいか聞かれると、「杏奈の幸せを一番に考えて、2人で力合わせて少しでも歌舞伎のためになるように芸事に励んで、家庭では波野家全て家族仲がいいので、ずっと仲がいいまま人生を歩んでいけたら」と語りました。