9月27日、映画「線は、僕を描く」の完成報告会が行われ、横浜流星さん、清原果耶さん、細田佳央太さん、江口洋介さん、三浦友和さん、小泉徳宏監督が登壇しました。

この作品は、水墨画家の砥上裕将さんによる同名小説をもとに実写化したヒューマンドラマ。とあるきっかけで水墨画と出会い、学ぶことでその世界に魅了されていく主人公、青山霜介役を横浜さんが、霜介と出会いライバル心を抱くようになる篠田千瑛を清原さんが演じます。

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イベントでは、それぞれの共演して受けたお互いの印象についてトークを展開しました。

細田さんは、横浜さんについて、「(自身が)人見知りなので、どうやって話しかけようかすごく悩んだ」とコメント。

「現場でふと目にしたときに、飲まれている飲み物の好みが一緒だった」というのが会話のきっかけになったそうで、「母が好きで、僕も好きになった飲み物なので、母に感謝しました」と振り返りました。

また、清原さんについては「すごくドキドキした」といい、「同じ事務所というのもあって、果耶ちゃんが1回でOK出したら、僕も1回でOK出さなきゃいけないという、謎のプレッシャーを抱えながら演じていました」と笑いました。

横浜さんは、清原さんと約3年ぶりとなった共演を振り返って「歳は下ですけど、役者としてリスペクトしてます」とコメント。

「芯があって、凄まじい集中力があって、頼もしく信頼のおける方です」と褒め、「(以前より)心が大きくなって、成長された彼女を見て、刺激をたくさんもらいました」と話しました。

そんな横浜さんの印象を聞かれた清原さんは、「たくさんの経験を積まれて、現場を引っ張っていく姿を見て(以前に共演した)あの頃より、何倍も背中が大きく見えました」と語りました。

続けて、三浦さんは「原作と脚本を読んで、霜介が(横浜)流星くんと聞いたときは、正直ちょっと違うかなと思った」と切り出し、「都会的な感じするのと、二枚目すぎるのと、ナルシズムを楽しんでいるんじゃないかという印象が…」とニヤリ。

「それが偏見だったということが、実際に現場で本人にあって気づけました」と話しました。

横浜さんは、コンビニのバッグに台本や貴重品を入れて持ち歩くそうで、三浦さんは「毎日それでくるので『バッグないの?』って聞いたら『これなんですよ』って。その様子もあっ霜介だなって思った」と明かしました。

「素晴らしい俳優であり、男だなと本当に思いました」と三浦さんが褒めると、横浜さんは「偏見を覆せてよかったです」と笑いました。

映画「線は、僕を描く」は、10月21日より全国公開。
配給:東宝
©砥上裕將/講談社 ©2022 映画「線は、僕を描く」製作委員会