生田斗真と中山優馬が、1月21日(火)に劇団☆新感線 39(サンキュー) 興行・春公演 いのうえ歌舞伎「偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)」の記者会見に登壇。中山が事務所の先輩・生田の苦手なことを暴露する一幕があった。
劇団☆新感線ならではの笑いたっぷり、殺陣、アクション満載の王道エンターテインメント作品となる本作。劇団☆新感線の旗揚げ39周年に当たる2019年から2020年にかけて、“サンキュー興行”と銘打ち、座付き作家の中島かずきによる脚本と、主宰のいのうえひでのり演出にて上演してきた。
2019年の3月から4月に大阪、石川、長野にて上演され、この度、約10ヵ月の時を経て、“サンキュー興行”の締めくくりとなる、東京、福岡公演が実施される。会見には、中島、いのうえ、りょう、藤原さくら、粟根まこと、山内圭哉、早乙女友貴、三宅弘城、橋本さとしも出席した。
10ヵ月ぶりと前回から期間が空いたが、生田は「意外とみんな覚えていて。思い出し稽古でも体も頭も冴えていて、体にしみ込んでいるものがあったのかな」としみじみ。
一方、中山は「なかなか大変でしたね。シュミレーションしてから稽古場に入りました」と打ち明け、「いのうえさんの演出が結構変わるんです」と吐露。
りょうも「前の動きをしちゃったりしますね」と言いつつも、「確実に前回より面白くなったと思います」とニッコリ。生田も「見やすくなってると思います」と舞台の仕上がりに胸を張った。
シンガーの藤原は今作が初舞台。「いつもライブでステージに立っているのに、最初は本当に緊張して。舞台とライブは全然違うなと思いました」と振り返るも、歌を披露する場面もあり、「歌うのはすごく楽しかったです」とコメント。
また、「皆さん優しくしてくださったんですけど、斗真さんは自分の殺陣もあるのに、私のアクションの部分も稽古終わりに居残りして付き合ってくれて。すごく優しい座長でした」と生田の気遣いに感謝。照れ笑いしながら聞いていた生田は「僕が言えることは少ないですけど、分かる範囲でね」と恐縮していた。
生田が劇団☆新幹線に初参加したのは、17歳の時。今回、4回目の参加となり、周囲からも“準劇団員”と呼ばれているが、「親戚の子供がちょっと大きくなって帰ってきたみたいなことを言われたりするので、ありがたいなと思いますね」と爽やかな笑み。
劇団☆新幹線での舞台経験が俳優を本格的に志すキッカケになったという生田は、「お芝居で生活してる人たちと一緒に舞台を作って、こんなに楽しい人生があるんだなと思わせてもらった。お芝居をして、それでお客様たちが楽しんで帰ってくれて。自分の人生が誰かの役にたっていることを実感できたことが大きかったです」と感慨深い様子で当時を振り返った。
一方、同劇団に初参加となる中山は、「稽古場の雰囲気がすごく明るい」と驚いたことを告白。「緊張感はあるんですけど、みんなが楽しそうにしている姿に感銘を受けて、その瞬間から稽古場が楽しくなりました」と振り返った。
今回、生田と中山は初共演だが、昨年の公演で共にしたこともあり、記者から「似てきましたね。ヘアスタイルとか」と声をかけられると、生田は「顔の濃さとかも」とニヤリ。
また、2人でのエピソードを聞かれ、中山は地方公演の際、生田に食事に連れていってもらったと言い、「ほとんど完璧、ちょっとむかつくくらい」と尊敬の念を明かし、「99点です」と点数も披露。足りない1点は「舞台用のお化粧が下手なんです。毎日少し顔が違うので」と暴露すると、生田は爆笑した。
先輩の弱点を暴露した中山は、現場に自作のお弁当を持参しているものの「隠れながら食べてます」と苦笑い。生田に「そういえば、壁に向かっておにぎり食べてた!」と指摘されると「自分で作ってきたのを人前で食べるのが恥ずかしくて」を顔を赤くしていた。