福山雅治さんが柴咲コウさんとともに、福岡凱旋イベントに登壇しました。

2007年にフジテレビ“月9枠”での連続ドラマ『ガリレオ』(第1シーズン)の放送からスタートした「ガリレオ」シリーズ。変人でありながら、天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学を福山さんが演じ、大きな反響を呼びました。

翌年2008年の映画「容疑者xの献身」、2013年の連続ドラマ『ガリレオ』(第2シーズン)、同年6月の映画第2弾「真夏の方程式」に続き、「ガリレオ」シリーズ最新作、映画「沈黙のパレード」が9月16日(金)に公開されます。

9 月12日、福山さんの地元・九州にて柴咲さんと福岡凱旋イベントを開催。当日朝4時に情報告知された今回、約7000人の観客が駆け付けました。

JR博多シティスタジオテラスに姿を見せた福山さんは、第一声に「帰ってきたばい福岡!」と博多弁で挨拶。「必ず映画を見てくれる人拍手!」「14日発売のKOH+のCDを必ず買うよって人、拍手!」とコロナ禍ならではの体制を駆使してファンと交流。柴咲さんも「久しぶりにこの熱気を肌で感じることができて本当に感激してます」とコメントしました。

この最新作への思いを柴咲さんは、「この作品に携わろうと思ったのは、いつも通り東野圭吾さんが描く人間ドラマとか、ミステリーが面白いなというのはもちろんですが、今私たちがこうして生きていてさまざまな気苦労もあるしつらい思いもするし、そういうのをすごく丁寧に描いてる作品。それをきちんと信頼できる監督のもとで実写化できるというところで参加させていただきました。それをようやく皆さんに見てもらえるというのは待ち遠しく思ってました」と語ります。

9年ぶりとなった作品への手ごたえを福山さんは、「1秒たりとも無駄のない絵作りになっていて、ミステリーとしても引き込まれるし、その向こうにある人間ドラマにも引き込まれるし、謎解きも人間ドラマもどちらも楽しめる作品になってるので2時間飽きさせずに見てもらえる作品になってると思います」とアピールしました。

久しぶりの2人の掛け合いの撮影について聞かれると福山さんは、「僕自身作品のファンでもあるし、湯川さんのファンでもあるのですごく楽しめました」と語り、柴咲さんは「福山さんは普段メディアで見てるので久しぶりとならないのですが、湯川先生を纏っている福山さんは久しぶりで緊張しました」と語りました。

そして、KOH+の再始動について福山さんは、「ある登場人物の報われなかった魂を救済するという意味を込めて、鎮魂歌として作りました。それを大きな思いで悲しみを包み込むようなできる歌声を柴咲さんが持ってらっしゃるのでヒトツボシのイメージは、クリアにできていました」と信頼を込めて絶賛。そして、「言えないけど、最後まで席を立たずに聞いてもらえれば違った見え方がしてくると思うので、ぜひ最後までご覧になっていただきたいです」と含みのある表現で期待感を持たせる福山さんでした。

最後に、駆け付けたファンの皆さんとフォトセッションを行い、場内はものすごい熱気とともに温かい拍手で包まれてイベントを終了しました。

その後、JR博多シティ内「T・ジョイ博多」にて上映前舞台挨拶も開催。

先のイベントの感想を聞かれると、福山さんは「ほぼ当日発表の中、あれだけ多くの人に集まってもらえて本当に感無量です」と歓喜。そして、柴咲さんから「実は、福山さんは高所恐怖症」という事実を告げられると、福山さんは「本当に苦手なんですが、あれだけ集まってくれたファンの皆さんの顔を確認したくって、普段だったら本当に怖いんですが、今だったら7000人のお客さんにダイブできる気持ちでいました」とファンへの熱い想いを語りました。

最後に「本当にこの映画は、場面によっては苦しい気持ちになってしまうときもあるかもしれません。見終わった後に切ない気持ちになるかもしれません。でもその悲しみや苦しみをなぜ描くかというと、皆さんに大事なものがあるから苦しいんですよね。だから見終わった後に切なかったなと思ったら、大切なものを知ってるから切なくなるんですよね。どういうものを持ち帰ってくれるかわかりませんが、ぜひ感想を呟いてください」と今作への期待を込めた福山さんのコメントで締めくくりました。

最新情報は、映画「沈黙のパレード」公式サイトまで。

映画「沈黙のパレード」は、9月16日(金)全国東宝系にて公開。
©️2022「沈黙のパレード」製作委員会