2月1日(土)よりスタートするフジテレビ系オトナの土ドラ『パパがも一度恋をした』の完成披露試写・制作発表が1月27日(月)に行われ、主演の小澤征悦、塚地武雅(ドランクドラゴン)、本上まなみ、福本莉子が登壇した。
本作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された阿部潤の同名コミックを初映像化。
愛する妻・多恵子(本上)を亡くしたショックで3年間引きこもり中の山下吾郎(小澤)と、吾郎を心配するあまり、おっさん姿になって生まれ変わってきた、“おっさん多恵子”(塚地)との新時代のラブコメホームドラマだ。
おっさん多恵子を演じる塚地は「初のヒロイン役、思い切ってやらせていただきました」と満面の笑みであいさつ。最初、マネジャーから妻役と言われた際は「『何言ってるの!?』というとことから始まって…」と笑い、「ちょっと難しそうだなと思いましたけど、やりがいもあるので、『ぜひやらせてください』となりました」と当時の心境を告白。
コントなどで女性を演じる際は、服装やメイクで女性っぽく肉付けしてるが、「今回はこのまんまで女性に見えないといけないのが難しかった」と打ち明け、「スタッフさんを含め、たくさんの女性の方の立ち居振る舞いを見させていただいて、それの集合体みたいなものを演じました。本上さんの姿もじっと見てました(笑)」と役作りを明かした。
一方、多恵子を演じた本上は「大変だったのは、塚地さんがかわいすぎること」と口にし、「1話の(多恵子の口癖の)『おいしくなぁれ、ルルル~』とか、普通やらないじゃないですか!?それがすごくかわいい」と熱弁。
続けて「塚地さんが多恵子を演じるのを横で見ていて、あのかわいさに負けないようにするのに必死で、苦労してます」と嘆いた。
また、「一番大変だったのは、“テヘペロ”ってするところで、(塚地が)勝手にウインクしてた」というエピソードを披露。本上はウインクができないため、現場は本上のウインク待ちになったそうで「『何をやってくれてるんだ』と正直思いました。小澤さんには『お前、不器用か』って言われて」と文句を。
劇中では本上が塚地のかわいい多恵子に寄せているそうで、「いかに盗もうかと、そればかりです」と笑うと、塚地も「僕の表情とかをマネされると、逆に俺、こんな顔するんだって気付かされますね」と照れ笑いを浮かべていた。
小澤と本上は、本作が18年ぶりの共演。本上は小澤の座長ぶりを「大らかで安心感があって。何も心配もなく、大きな船に乗っかってみんなで大海原に飛び出した感じです」と絶賛すると、小澤は「いいコト言ってくれますね」とニヤリ。
また、塚地も小澤について、「ド直球のコメディを、小澤さんが迷うことなく突き抜けた感じでやっていて。ジム・キャリーとか、ハリウッド映画のコメディアンみたい。ワイルドでセクシーでキュートでみたいな」と絶賛すると、またもや小澤は「もっと言ってくれ」と満面の笑み。
塚地は「欲しがるな!欲しがるな!」と小澤に言いつつも、「こんなコメディをできるのは、他に日本にはいないんじゃないですか」と称賛した。
そんな小澤は「現場の雰囲気は最高」と言い、「見てる人がハッピーになればいい。今回は真面目にバカをやるのがテーマ。塚地さんが笑いのプロですから、そこに胸を借りるつもりでやらせてもらってます」と爽やかな笑み。
またあまりにも真面目にバカを考えすぎて、家に帰ると「逆に真面目になっている」そうで、「出し切っちゃって、素になってますね」と苦笑いした。
クロストークでは、作品にちなみ「人は見た目、中身、どちらか?」かという質問も。福本と本上は中身だといい、本上は「イケメン過ぎると、どうしていいか分からなくなる。素の自分が出せないような気もするので、リラックスできるのは中身で共通点があったり、好きだと思える人だと思う」と理由を説明。
それを受けて司会者が「自分の容姿が塚地さんになってもいい?」と質問すると、塚地は「俺は罰ゲームじゃないんです。しっかり生きてるんです!」とすかさずツッコミを。
また「これは究極の選択でもあり、ドラマの大きなテーマでもあるけど、『俺の見た目0点なん?』っていう。俺は0点だと思って生きてないし、100点くらいのつもりでいる!絶対中身であってください」と訴えかけ、「世のおっさんたちの代表として頑張ります!」と宣言。それを隣で笑いながら聞いていた小澤も「もちろん中身です!」と即答していた。
最後には、サプライズで、原作者の阿部が特別に書き下ろしたイラストを転写した特大ケーキが登場。
小澤が妻の多恵子を演じる塚地と本上からファーストバイトのような形で「あ~ん」してもらい、「2倍おしかったです」と笑顔を見せていた。