『個人差あります』第3話より、白洲迅さんのコメントが到着しました。
夏菜さん、新川優愛さん、白洲迅さんトリプル主演の土ドラ『個人差あります』(東海テレビ・フジテレビ系)は、突如、性別が変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。
ある日、夫が女性になったら――突然性別が変わる架空の設定、「異性化」を切り口に、夫婦や恋愛の多様なあり様を描くラブストーリーです。
異性化する夫役を夏菜(女性)さんと白洲迅(男性)さんが二人で一役を演じ、戸惑う妻を新川優愛さんが演じます。
原作は、「喰う寝るふたり 住むふたり」「モンクロチョウ」などで知られる日暮キノコさんの「個人差あり〼」(講談社「週刊モーニング」所載)。
白洲さんが演じるのは、100円ショップの商品企画部に勤めるサラリーマンの磯森晶。瀕死の状態から「異性化」を起こし、体が女性となった“晶”を夏菜さんが演じています。
そんな白洲さんが、コメントを寄せました。
ここから、より本質に近づいていく話になっていきます
<白洲迅 コメント>
――「異性化」を体験した晶を演じて、「女性の気持ち」など、発見はありましたか?
目からウロコみたいなことではなく、「やっぱりそうだよな」と思える瞬間がいくつもありました。
例えば、女性のほうが自分のご機嫌を取るのが上手だなとか。そして苑子(新川)を見ていると、やっぱり女性のほうが男性より根本的に強いと改めて思っています。
――これまでに印象的なシーンはありますか?
やはり僕は「異性化」を経験する第1話の、特に頭痛で倒れてしまう直前の苑子と素麺を食べる夕飯のシーンが印象的でした。
晶は、苑子が聞いていようがいまいが、今日あった出来事や自分の思いをしゃべり、それを苑子が「うんうん」と流すように聞いている。
少し夫婦仲は冷えているけど、お互いを気遣うように過ごしている。2人の関係性が、このシーンに集約されていると思いました。
それが「異性化」で晶が女性になったことで、2人の関係性がリスタートされていく。
でも、「うんうん」って聞くのは、イメージ的には男性のほうだと思うんです。
そこをあえて逆にしているところなど、少し深読みしすぎかもしれませんが、個人差や男女の固定概念というものから少し離れたかったという作者のメッセージではないかと、僕はそう受け取りました。
――第3話では、女性を経験した晶を演じますが、役づくりで意識したことは?
正直に言うと、明確に変えようという気持ちはなかったです。
それは、晶のセリフが全然(第1話と)雰囲気が変わっていて、必然的に見え方も変わってくるだろうという思いと、それ以前に、僕自身がよりしっかり咀嚼(そしゃく)しないと発せないセリフが多かったので、その部分は必然的に意識しました。
――白洲さんから見た晶はどんな人物ですか?
晶はすごいと思います、順応性が高いですからね(笑)。
男性からしたら当たり前、女性からしたら当たり前のようなことがたくさん描かれていますが、「異性化」で女性になったことで、男性だったときの自分が間違っていたとか、そこまで考えることができるのが、晶のすごいところだと思います。
また主人公が「異性化」するからこそ、視聴者がどちらの晶にも感情移入できる、本当によくできたお話だと感心しています。
――夏菜さんと2人で晶を演じることについてはいかがですか?
現場でも、夏菜さんの生の芝居を見られるときは、お互いに「そうしよう」と決めたわけではないですが、自然と見ています。
夏菜さんの晶を見て「こう演じるんだ」とか、「それいいな」と思ったときに、自分にアップデートしていく作業をしながら、2人で晶を作っている感じがしますね。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
第3話から、この物語の第2ステージ突入といいますか、より本質に近づいていく話になっていきます。
僕自身、演技の難易度が上がったと実感したシーンがたくさんありましたし、晶も本当に苦労して一喜一憂し、苑子は苑子で真っ直ぐに悩み、周りの人たちも振り回されていろんな気を遣いながら、2人を見守っている。
ほかの登場人物も、さまざまな思いを抱えていて、それがより魅力的なキャラクターとなって作品を彩っています。
自分と重ねられる部分もたくさんあると思いますので、楽しんで見ていただけたらうれしいです。
土ドラ『個人差あります』第3話は、8月20日(土)23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。
<第3話 あらすじ>
出張先で雪平(馬場徹)と一夜を共にした晶(夏菜)は、男性の姿(白洲迅)に「リバース」する。
帰宅した晶の姿を見た途端、妻の苑子(新川優愛)は声をあげて泣いた。「リバース」のきっかけを問われるも、晶は答えられるはずもない。
※リバース…異性化した人間が元の性別に戻ること。セックスが原因という説も。
晶の異性化によって、お互いの会話不足を認識した夫婦は、これまで話せなかった本音を言い合う。
晶は「子どもを作ろう!」と苑子に提案するが、セックスでまた女性になってしまうことへの不安を抱え、行為を遂げられず…。
そんな折、晶はドラッグストアの店員・真尋(紺野彩夏)からあることをカミングアウトされ…。
公式HP:https://www.tokai-tv.com/kojinsa/
公式Twitter:https://twitter.com/tokaitv_dodra