15年前に登場した3人が、再び集います。

今回の『ボクらの時代』(8月7日放送/フジテレビ)は、伊東四朗さん、角野卓造さん、佐藤B作さんが登場します。

伊東さんとお酒を飲むなんて想像だにしなかった

今回は、番組15周年企画として放送。番組が始まった2007年に登場した3人が、再び顔をそろえます。

3人は、ドラマでの共演をきっかけに「西荻の会」という飲み会を不定期に開催。親しくお酒を酌み交わす仲になったといいます。

伊東:私がやっているドラマで…。

佐藤:はい、そうでした。

伊東:私が刑事(役)だった。

佐藤:そうです。

伊東:(角野さんを指し)で、上司?

角野:ちょっと上司です。

伊東:(佐藤さんを指し)で、そのときに…。

佐藤:ゲストで呼んでいただいて。

伊東:それで、ワンシーン早く終わって、2人は帰ったんだよね。

佐藤:そうですね。

伊東:そしたら、「あの2人、これから飲みに行くみたいですよ」って。妙に、腹が立ってね。

角野:あはははは。

伊東:俺、あとワンシーンなんだから、待ちゃぁいいじゃないかと思ってさ。

角野さんと佐藤さんは、「そのころは、伊東さんとお酒を飲むなんて想像だにしなかった」と、当時を振り返ります。

三谷幸喜との出会いから生まれた「その場しのぎの男たち」

3人は、舞台人として、三谷幸喜さんとの出会いを語ります。

角野:Bさんはね、僕に三谷さんのことを「観ろ、観ろ」って薦めてきたんですよ。(観たら)もう、感動してね。「ああ、Bさんの言ってた通りだ」って。(佐藤さんに)あなた、もう出てたでしょ?あのときは。「ショウ・マスト・ゴー・オン」(※)かなんか。

(※)「ショウ・マスト・ゴー・オン」(1994年)。作・演出:三谷幸喜。公演を間近に控えた劇団で役者や裏方がアクシデントで迷走。それでも公演を成功させようとする姿をコミカルに描く。

佐藤:ああ、出てたかもしれないですね。

伊東:(佐藤さんに)「ショウ・マスト・ゴー・オン」、あんな大変な芝居を、君はよくやるな。

佐藤:いやいや、俺は最後の方にちょっと出るだけですから。それよりも、あれ、拝見したとき本当に驚きましたよ。「すごい作家が出てきたな」と思って。暗転がないんですよ。ずっとリアルタイムで進んでいって、進めば進むほど、どんどん状況が悪くなって、笑いが…。

角野:うん。

この出会いから、佐藤さんが三谷さんに脚本を依頼し、伊東さんも出演する舞台「その場しのぎの男たち」が生まれたといいます。

ここから、3人は、舞台談義に花を咲かせます。

伊東四朗「なんとかサラリーマンになりたいと思っていた」

3人は、俳優になったきっかけについても語ります。

角野:私は、好きな劇団、こういう芝居をやりたいというのがあったんですけど、食べるためには大きいところ(劇団)に入って、そこを通して外の仕事をしないと食べられないな、と。もし入れてもらえないんだったら、やめよう。もう1年留年して、どこかの会社に…。

佐藤:俺は、大学辞めて「俳優になろう」と思って、劇団受けたら、全部落ちたんですから。

角野さんと佐藤さんは、それぞれ俳優になったきっかけと経緯を語ります。

そして、「私は、喜劇役者になろうと思ったことは一度もない」「なんとかサラリーマンになりたいと思っていた」という伊東さんが、なぜ喜劇の道に進んだのか。その人生が語られます。

ほかにも、角野さんの結婚秘話や、息子が俳優の道に進んだ伊東さん、佐藤さんと、別の道に進んだ角野さんそれぞれの思いなど、さまざまな話題が展開されます。