荒牧慶彦さんが国民的ダークヒーローを演じる意気込みを語りました。

舞台「ゲゲゲの鬼太郎」の公開稽古が7月28日に東京・明治座で行われ、荒牧慶彦さん、上坂すみれさん、浅野ゆう子さんらが本番さながらの熱演をみせました。

原作の「ゲゲゲの鬼太郎」は1965年、週刊少年マガジンにて連載がスタートし、アニメや実写映画など、半世紀以上にわたって多くの人に愛され続けてきた作品。

今年は原作者・水木しげるさんの生誕100周年を記念し、多くのイベントが開催されています。

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今回の舞台版では、主人公のゲゲゲの鬼太郎に2.5次元作品で圧倒的な人気を誇る荒牧さんを起用。そのほか、ねこ娘に声優であり、本作が初舞台となる上坂さん、ねずみ男に藤井隆さん、子泣きじじいに矢部太郎さん(カラテカ)、砂かけばばあに浅野さんが扮するほか、鬼太郎たちがとある村で出会う天邪鬼のリン役で元宝塚歌劇団の七海ひろきさん、村人・タケル役で、2.5次元作品を中心に人気急上昇中の立花裕大さんが出演。

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さらに、目玉おやじの声を声優界の重鎮・野沢雅子さんが務めることも大きな話題となっています。

初日目前に控えたキャストから、本番に懸けるメッセージが届きました。

荒牧慶彦(ゲゲゲの鬼太郎役)

「ゲゲゲの鬼太郎」という、誰もが知る作品の舞台化ということで大変なプレッシャーもありますが、時代ごとにさまざまな変化を遂げている「ゲゲゲの鬼太郎」だからこそ、舞台での表現も自由なところにあるなと思っています。

既存の鬼太郎のイメージをリスペクトしながら、今、表現できるゲゲゲの鬼太郎を演じたいと思います!

上坂すみれ(ねこ娘役)

自分にとって人生で初めての舞台で、「ゲゲゲの鬼太郎」という大好きな作品に携わらせていただくことを、改めて光栄に思います。

普段は声優として活動しており、映像の中のキャラクターに声をあてるという仕事が主なので、舞台上でのお芝居はとても新鮮です!まわりの先輩方やスタッフさんにひとつひとつ教えていただきながら、あっという間に稽古期間が過ぎていきました。

妖怪と人間という異なる種族の対立や、「共存していくにはどうすべきなのだろう?」と考えさせられるドラマがありつつ、笑いあり、せつなさありのドキドキワクワクな鬼太郎ワールドに引き込まれていく物語です。ぜひ多くの方々に楽しんでいただきたいです。

藤井隆(ねずみ男役)

どんな舞台美術なのか、稽古場で模型を見ながら劇場に入るのをずっと楽しみにしていました。荒牧さんが毎日誠実に稽古を重ね、先頭を走ってくれたのでみんなで一丸となれました。

上坂さんの初舞台が楽しい気持ちで始まって、大阪で終わることができたらいいな~と思っています。浅野ゆう子さんのとっても華やかな砂かけばばあも楽しい場面がいっぱいで見どころです!

スタッフ、出演者一同、万全の体制で感染症対策を心がけ、劇場でお待ちしております。

七海ひろき(天邪鬼・リン役)

楽しくて笑いの絶えないお稽古場でした。皆さんとたくさん話し合いながらお稽古したので、公演を重ねながら、より深く表現していけたらなと思います。そして、槍の殺陣は初めてで、とても難しいですが、精一杯頑張ります!何より、ゲゲゲの鬼太郎ファミリーがそろったときのワクワクする高揚感を、ぜひお楽しみいただけたらと思います。劇場でお待ちしています。

浅野ゆう子“荒牧鬼太郎”の「魅力を存分に味わって」

浅野ゆう子(砂かけばばあ役)

幼いころ、テレビアニメの『ゲゲゲの鬼太郎』と出会いました。当時のテレビアニメ第1弾のころはモノクロでした(笑)。幼心に妖怪たちがとても怖くて、でも、見たい…そんな作品でした。

時を経て、時代が変わり続けても愛されている「ゲゲゲの鬼太郎」。このたびの舞台版は、鬼太郎が墓場で誕生した懐かしいエピソードも盛り込まれ、そして、とてもファンタジックな舞台美術や装置セット、キャストたちの装いに、かねてよりの鬼太郎ファンはもとより、お子様、そして、今の時代を青春している方々、本当に幅広い世代の皆様に楽しんでいただける作品となっていると感じます。

水木しげる先生の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」。そこに鬼太郎ファミリーの一員、砂かけばばあとして参加させていただけますこと、とても嬉しく思います。ワタシ的には砂かけばばあだけでなく、素敵な役も頂戴しております。そちらも楽しみにしていただきたいと意気込んでおります。

“荒牧鬼太郎”の魅力を存分に味わってくださいませ。

立花裕大(村人・タケル役)

「ゲゲゲの鬼太郎」という作品はもちろん知っていましたし、テレビで見ていたので、舞台化と聞いたときはとても驚きました。漫画だけでなく、何度もアニメ化され、映画にもなったり、原作者の水木しげるさんご本人のお話もドラマになったり、どの世代にも愛され続ける素敵な魅力があります。

舞台には舞台ならではの表現方法があると思うので、主演の荒牧さんをはじめとする素晴らしい共演者の方々の胸を借りながら、楽しい作品づくりをしていけたらと思います。

そんな中でも僕の役は普通の人間です。ひとりの力は弱いけど、それだけに思いは大きい。力は弱くても、集えば大きなエネルギーとなる。その中で葛藤するひとりの人間です。とても演じがいがありますし、本番が始まっても、もっともっと深めていける部分がたくさんあります。

最終稽古で気がつくことがたくさんありました。この現場は、誰もが前向きに作品へと向き合っていて素晴らしいです。舞台「ゲゲゲの鬼太郎」、ぜひともお楽しみください!

矢部太郎(カラテカ・子泣きじじい役)

稽古を重ねるたびに「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きだった子どものころの記憶がどんどん思い出されて、目の前に鬼太郎が!ねずみ男が!妖怪たちがいることに感動します。僕も子泣きじじいなのですが…。

「ゲゲゲの鬼太郎」の世界はどこかひんやりとさせたり、そうしながらもどこか心は温めてくれます。間違っても、子泣きじじい役の僕の演技で寒い気持ちにはさせないよう頑張ります。

最新情報は、舞台「ゲゲゲの鬼太郎」公式サイトまで。

© 水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
© 舞台「ゲゲゲの鬼太郎」製作委員会