毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。

3月1日(日)は、2月11日に84歳で亡くなった野村克也さんを偲ぶ特別版で放送される。

野村ファミリー

おしどり夫婦で知られた妻の沙知代さん(故人)と、息子の野村克則さん(当時・巨人二軍バッテリーコーチ/現・楽天一軍作戦コーチ)と共に2011年に出演した『ボクらの時代』を、未公開映像を含めて振り返る。

3人でのトーク番組出演は初めてという野村一家は「ボヤキのノムさん」節全開でスタート。

克也:まぁ、しかし…よくこの家族はやってきたよね、このお母さんでな。

沙知代:誰が?

克也:我々(自分と克則)は、野村家にいること自体がすべて「我慢」「忍耐」。

沙知代 :(克則に向かって)我慢してる?

克也:そりゃそうだよ。

克則:(笑)…お世話になってます。

沙知代 :ほら見なさい、(克則は)素直じゃない。

野村沙知代さん

沙知代さんはピッチャー、ノムさんはキャッチャー

そんな沙知代さんのことを、野村さんは「野球でいうとピッチャー」と評し、「俺はグランドでもキャッチャー、家へ帰ってもキャッチャー」とぼやく。そんな一連のやりとりを、克則さんは「漫才みたいな夫婦」と面白がる。

息子のチームの監督を務めた半年間「あれがなければ…」

野村克則氏

未公開映像では、克則さんが中学生の頃、わずか半年ではあったが、野村さんがチームの監督を務めた時の秘話が明かされる。

沙知代:たった半年だもんね。

克則:いや、でもその半年がすごく大きかった。もう毎日バット振らされた。すごく練習しました。

克則さんが「あれがなかったら…」と語る半年間。野村さんは、監督や指導者の素質や大切にしていることを、息子の姿に重ねて熱く語っていく。

沙知代さん語っていた“夫婦孝行”な逝き方とは?

未公開映像には、野村さんが死について語っていた場面も。

克也:支えてくれた方々がみんな逝っちゃったよね。でも、我々も順番が来ているよ。

沙知代:私は逝かない、忙しいから(笑)。

克也: (沙知代さんに向かって) 死、ということを…君は考えないよな?

すると、沙知代さんが、お互い死後に迷惑をかけないように“夫婦孝行”をしようと提案。理想の旅立ちを語り始める克也さん、そして自宅で起きたあるエピソードで3人が盛り上がる。

この夫にしてこの妻あり…。いつ聞いても爆笑&ほっこりトークが、心にしみること間違いなしだ。