7月15日、「特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界」のオープニングイベントが行われ、本展のサポーターである上戸彩さんが登場しました。

展覧会では、19世紀から現代にかけて、アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真など様々なジャンルで表現されてきた「不思議の国のアリス」の世界とその魅力を紹介。

ジョン・テニエルさんの挿絵から、ディズニー映画のアニメーションセル、ティム・バートン監督による映画「アリス・イン・ワンダーランド」、アリスに影響を受けたサルバドール・ダリさんや草間彌生さんらの作品、バレエなどでの舞台衣装、ヴィヴィアン・ウエストウッドさんらによるファッションなど、アリスにまつわる約300点の展示物が一堂に会します。

家族にとってアリスは身近な存在

MCより、「不思議の国のアリス」と続編の「鏡の国のアリス」の2つの物語があることについて聞かれると、上戸さんは「普段私が見ていた作品が、『鏡の国のアリス』と『不思議な国のアリス』2つの作品がミックスされたものだと初めて知りました」と回答。

「『鏡の国のアリス』は知らなかったんですが、ハンプティ・ダンプティは『鏡の中のアリス』に出てくるキャラクターなので、知らないことがたくさんありました」とコメントしました。

また、上戸さんと家族にとって、アリスは身近な存在でもあるそうで。

上戸さんは「ウチなんかは自然と、『不思議の国のアリス』の仕掛け絵本があったり、子ども用のコスプレ衣装があったり。私もアリスとブランドがコラボした、Tシャツワンピースを持っていたりとか自然と家にありますね」と紹介。

「(娘が)3歳くらいのときに買った、ぶかぶかだったアリスの服が、今ではジャストサイズで。自分より小さい女の子が家に来たら、(その子に)着させてあげて、音楽かけて踊ったりしてますね。アリスはかわいいから、変身したくなる格好ですね」と語りました。

仕掛け絵本については、「読み聞かせもしますけど、めくればめくるほど面白くなるし、仕掛けがちゃんと作られていて、楽しい本だなと思います。紙がやぶけてしまうと動きがなくなるのが怖いので、『大事に読んでね』って言ってます」とエピソードを。

また、事前に本展を回ったという上戸さんは、「300点以上作品があるので、時間が足りません(笑)。私が1番見たかった『ドードーの複合骨格』は、思ってた大きさと全然違って。実際に見に来るとこういうものも見れるんだなと楽しかったです」と感想を。

へんてこりんな一面は「マッサージで…」

本展で上戸さんは、自身初の音声ガイドにも挑戦。

そのきっかけについて、「斎藤工くんが別の展示会で音声ガイドしているのを見て、『いいお仕事だな、工くんの声を耳元で聞いてみたいな』と思って。私がやるにあたって、そう感じていただける方がいたらいいなと思って」と説明。

実際に、自分の音声ガイドを聞いてみて「自分の声に聞こえなくて『いい声だな、良かったな』と思いました」と微笑みました。

「作品を見ている方が、聞いていて先入観を持ったり、変な気持ちにならないように、なるべく削(そ)いでシンプルにしゃべったつもりです。『アリス』としてのセリフやクイズもあるので、楽しかったです。子どもたちにも、アリスの世界に入って楽しんでもらえるんじゃないかな」とアピールしました。

また、サブタイトル「へんてこりん、へんてこりんな世界」にちなんで、自身の「へんてこりんなところ」を聞かれると、上戸さんは「ずっと考えていたんですけど、皆さんの前で言えることではなかったので…」と困った様子。

そんな中で、言えるエピソードとして、「マッサージ中に寝てしまうと損した気分になるので、『寝ないようにしよう』とするのに、寝ちゃうとき。起きてて気持ちいい気持ちを1秒でも感じていたいのに、ヘッドマッサージで頭触られると寝ちゃいません?」と問いかけました。

改めて「頭はやっぱりダメですね」と苦笑しました。

<展示会概要>

「特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界」は、7月16日(土)〜10月10日(月)まで、六本木ヒルズ森タワー52階・森アーツセンターギャラリーで開催。

詳しくは、「特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界」の公式サイトまで。