3月4日(水)、高柳明音(SKE48)が卒業写真集「いつか、思い出したいこと。」の発売を記念し、都内で行われた会見に登壇した。

高柳明音(※写真集掲載カットより使用)

高柳は、SKE48の2期生としてデビュー。11年間グループを牽引し、今春にグループから卒業することが発表されている。

28歳、“等身大の私”がテーマ

写真集のロケ地であるベトナムを思い起こさせるようなアオザイの衣装を着て登場した高柳は、写真集について「“等身大の私”というのがテーマです。SKE48を11年続けてきてもう28歳になったんですけど、大人っぽい私から、普段の無邪気な姿など、結構いろんな一面が載っているんじゃないかなと思います」と解説。

自身にとって2冊目となる今回の写真集では、カメラが趣味である高柳が、メンバーと撮り続けたオフショットから400枚をピックアップした「ちゅりかめら 卒業編」も収録されている。

お気に入りの掲載カットについては、「メンバーに渡した時も口を揃えて面白いと言っていた写真なんですけど。私がワンちゃんを撮っている写真です。私が<カメラを構えている>という日常を見せながら、この…ワンちゃんがめちゃくちゃ渋い顔をしているんですよ。これが、みんなが見て“和む”って言っていました。見開き2ページに渡ってこの写真1枚を載せているので、このこだわりを見ていただけたらと思います(笑)」とアピールした。

グループ卒業後、「この道一本でやっていきたいと思えたのはお芝居」

卒業後について記者から聞かれると「お芝居がとても好きなので、女優になっていきたいなと思います。SKE48に所属している間も、お芝居や舞台は毎年やらせていただいていて。改めてこの道一本でやっていきたいと思えたのはお芝居ですね。48グループの劇場公演で、秋元先生の書く歌詞で、自分がなったことがない女の子になれる楽しさを知りました」とAKB48グループへの感謝を述べる場面も。さらに、「最近映画で見た「キャッツ」がすごく良くて。ああいう、登場するのが人間だけじゃないミュージカルにすごく挑戦してみたいなと思いました。人じゃない演技をしてみたいです」と女優業への意欲を見せた。

また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、15日に予定していた自身の卒業コンサートが中止になったことについて「(自分が)ライブが好きだからこそ、ライブで悲しい思いをする人が出てしまっては切ないし、悔やんでしまう。みんなで楽しく終わるためにも下した苦渋の決断でした。“しょうがない”というよりは、“次に繋げていこう”という形で、スタッフの皆様とお話しさせていただきました」とコメントし、前向きな様子を見せた。