塩﨑太智さんと加藤大悟さんが、で初共演となったお互いの印象を語りました。

現在放送中の『タクミくんシリーズ -Drama-』(BSフジ)は、全寮制男子校・祠堂学院高等学校に通う2年生の葉山託生(通称:タクミ)とアメリカから留学してきた名家の御曹司・崎義一(通称:ギイ)の恋を中心に、少年たちの繊細で切ない恋模様を描いた学園ラブストーリー。

本作で、タクミを演じる塩﨑太智さんとギイを演じる加藤大悟さんにインタビュー。それぞれの役を演じる際に意識したこと、撮影エピソード、現場で「可愛い」と思ったお互いの一面などを聞きました。

『タクミくんシリーズ -Drama-』キービジュアル

塩﨑太智 奥手なタクミに「もぞもぞした(笑)」

──出演オファーを受けて、台本を読んだ感想を聞かせてください。

塩﨑:これまでに何作もシリーズとして映像化されるほど有名な作品ですが、僕はドラマに出演することになり、どういうお話なんだろうと思い台本を読みました。そうしたら、タクミとギイの恋だけではなくて、周りのキャラクターの恋愛もたくさん描かれていて。「僕らだけじゃないんだ」とびっくりしたのが第一印象です(笑)。

加藤:そう思うよね(笑)。

塩﨑:そのなかで演じるタクミは、僕自身とは性格がまったく違って。ギイのことが好きなのに、過去のトラウマもあってなかなか自分の気持ちは伝えられないっていう状況が続くのですが、台本を読みながら「もう(気持ちを)言っちゃえ!」「もっとアピールしなきゃ!」ともぞもぞしました(笑)。

──タクミを演じる際に意識したことはありますか?

塩﨑:加藤くんは、前作の映画『タクミくんシリーズ「長い長い物語の始まりの朝。」』(2023年)に出演されて、ギイを演じていたので、現場で頼ることが多かったんです。劇中でタクミとしても自然とギイに身を任せられましたし、すごく安心感がありました。

加藤:うれしいです。でも、僕も頼ってたし、お互いにいい関係性で演じられたよね。

塩﨑:そうだね。

『タクミくんシリーズ -Drama-』より

──加藤さんは、前作に引き続きギイを演じる思い、前作との違いを聞かせてください。

加藤:前作でタクミとギイは付き合っていなかったのですが、今作では付き合っていて、お互いの嫉妬などが描かれています。そこは前作と違って…ギイの、タクミが好きすぎて視野が狭くなってしまう感じが、「そんなに好きなの!?」「ギイ可愛いな」と思いましたし、どう演じようかと自分の引き出しをいろいろと開けて演じました。

──自身の演じたキャラクターの、一番の魅力だなと思うポイントを聞かせてください。

塩﨑:タクミはギイへの思いは常に胸にあるのに、過去のトラウマがあり、感情をうまく表現できずにいます。それでも諦めずにギイと向き合う姿はステキだなと思います。

加藤:今作では、タクミに対する思いが大爆発しています。タクミの些細な言動に対しても気になっちゃって、その可愛さが魅力だなと思っています。