長年にわたって焼酎“いいちこ”のCMソングを担当していた兄弟デュオ、ビリー・バンバンの兄、菅原孝(すがわら・たかし)さんが11日午後4時34分、肺炎のため都内の病院で亡くなったことが24日、分かりました。81歳でした。
ビリー・バンバンの兄 菅原孝さん肺炎のため死去 過去には脳出血も

1969年1月に兄弟デュオとして「白いブランコ」でデビューし、20万枚超のヒットとなり、一世を風靡しました。
72年に日本テレビ系「3丁目4番地」の主題歌に起用された「さよならをするために」が69.5万枚超の大ヒット。(オリコン調べ 2025/9/29付現在)

さらに、同年リリースした『れんげ草』は、累積売上枚数27.4万枚(オリコン調べ 2025/9/29付現在)を記録し、その年のNHK紅白歌合戦に初出場を飾ります。
そして、76年にビリー・バンバンを解散。
その後、菅原さんは司会業にも進出するなど活躍の場を広げていきました。
84年に再結成を果たし、2007年(平19)にリリースした「また君に恋してる」は焼酎「いいちこ」のテレビCMとして長く親しまれ、坂本冬美さんなどがカバーし話題となっています。

孝さんは、2010年10月に脊柱管狭窄症の思い病気を患っていたことを発表。
2014年7月には脳出血のため緊急入院していました。
そして、弟の進さんは、2014年に大腸がんになり手術をしていました。

2人で大病を乗り越え、2019年にはデビュー50周年記念コンサートを開催。

孝さんは、車椅子に座りながらも力強く歌声を響かせ、会場に集まった1500人の観客を魅了していました。
そんな孝さんは、去年末から体調を崩して東京都内の病院に入院していたといい、9月11日に肺炎のため亡くなったということです。
孝さんの訃報を受け、弟の進さんは、所属事務所を通じてコメントを発表。
「兄の孝と一緒に1969年のデビューから56年間、共に歩んでまいりました。誠実で優しく、思いやりがあり、真面目な兄でした。」と孝さんとの活動を振り返り、「日が経つにつれて、兄の歩んできた人生を 深く深く感じています。」と心境をつづった進さん。
最後に「ファン・関係者の皆様には、今までビリー・バンバンを応援して頂き、心より御礼申し上げます。」と周囲の人への感謝を述べ、「本当に偉大な兄でした。兄貴、ありがとう。」と締めくくりました。
弟・菅原進 コメント全文
兄の孝と一緒に1969年のデビューから56年間、共に歩んでまいりました。
誠実で優しく、思いやりがあり、真面目な兄でした。
日が経つにつれて、兄の歩んできた人生を 深く深く感じています。
ファン・関係者の皆様には、今までビリー・バンバンを応援して頂き、心より御礼申し上げます。
本当に偉大な兄でした。
兄貴、ありがとう。
菅原進