3月13日(金)25時45分より、フジテレビでは『突撃!フルレーザー~ニッポンの問題考えてみた~』を放送する。
この番組は、情報番組『とくダネ!』での発言が話題となっている、社会学者・古市憲寿とお笑い芸人・カズレーザーの2人、“フルレーザー”が、日本社会の“問題”に直面している現場を訪れ、その“問題”を肌で感じ、それを解決するためにどうするべきかを、当事者と忖度(そんたく)なく本気で話し合う情報バラエティ番組だ 。
まずフルレーザーが考える日本の社会問題は、「動物の高齢化」。人間の世界でも問題となっている高齢化だが、実は動物の世界でも深刻な問題になっているという。
動物園の全盛期である1990年代に輸入された動物たちが、今、寿命を迎え始めているのだ。その問題について考えるべく、2人は進行を務める井上清華アナウンサーと共に栃木県の宇都宮動物園を訪れる。1981年に開園し、全90種類、400頭以上もの動物たちを飼育している宇都宮動物園だが、ここもまた動物高齢化問題の瀬戸際に立たされている。
この問題について園長に話を聞くと、宇都宮動物園ではさまざまな動物たちに寿命が近づいており、自分たちの手で繁殖させるにもお金が足りないのだという。
園長は、「動物の減少を防ぐために繁殖をえるよう設備を整えるために、若い世代を中心に集客数を上げたい」と語り、2人はその課題を解決するため園内の調査を開始する。ゾウやキリンなど動物たちのえさやりも体験し、「楽しい!」とはしゃぐカズレーザーに対し、古市は少しビビり気味。
園内を一通り調査した後、2人は集客アップを目指すべく考えたアイデアを園長に伝える。古市は「僕のオススメは…」と自信満々に、集客を目的とした奇想天外な展示を提案。
一方、カズレーザーは園内にあるものにポテンシャルを感じ、それをもっと伸ばす努力をするべきと説く。
そして、フルレーザーと園長との会議はまさかの結末を迎える。
この他にも、フルレーザーは“長時間労働”という問題に直面している元プロ野球選手を訪ねる。
代官山でカフェを経営する彼は店長も兼任しており、休日はほとんどなし。1日14時間働く日もあるという。これを聞いた2人は、どうしたら休日を作ることができるのかを検討。元プロ野球選手の店長へそのアイデアを伝えると、思わぬ展開が…。
普段は『とくダネ!』のスタジオで私見を語る2人だが、ピンチに立たされた人たちを目の前に、己のアイデアとコメント力で彼らを救うことができるのか。
<古市憲寿コメント>
――ロケの感想を教えてください。
動物園やカフェは身近な場所ではあるけれど、僕は普段あまり行かないので、今回ロケで訪れることができて楽しかったです。それぞれの経営者の思いも知ることができましたし、少しでもその経営のお手伝いができたならうれしいと思います。
――カズレーザーさんの印象は?
『とくダネ!』では担当の曜日が違うこともあって、カズレーザーさんとはあまり会うことがないので、一緒に仕事ができて新鮮でした。彼は動物を触ったり、えさをあげたり何事もためらうことなく挑戦できる人で、すごいなと思いながら見ていました。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
今回取り上げたような問題は、日本中で起こっていることだと思うので、「自分のところの問題もテレビで取り上げて欲しいな」というような当事者目線で番組を見てもらえたらいいなと思います。
<カズレーザー コメント>
――ロケの感想を教えてください。
ロケはすごく楽しかったですね。大人になって動物園に行く機会もなかなか無かったので(笑)。
――古市さんの印象は?
前に一度ロケでご一緒したことがあって、その時はお互い緊張していたんですけど、今回のロケではリラックスできました。
古市さんは良い意味で人の顔色をうかがわない、素直な人なので、「こんなことを(相手に)言っちゃって大丈夫かな?」と心配になるシーンも結構あって…それが逆に新鮮で面白かったです。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
金曜の深夜に放送ということで、疲れて帰ってきて寝る前に見るにはちょうど良い番組になっていると思います。楽に見てもらえたらうれしいです 。