元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈が、脳性まひ者7人制サッカー(通称:CPサッカー)の普及を目的とした、キャラクターグッズのデザインを担当。
オリジナルキャラクターが入ったTシャツの記者発表が3月14日(土)、神奈川県のアディダスフットサルパーク川崎で行われた。
CPサッカーとは、脳性まひ、脳卒中、脳血外傷などが原因で、手足が動きにくい運動障害のある人たちによる7人制のサッカー。片手でのアンダースローインが認められていること以外、11人制のサッカーとほぼ同じルールで行われる。
キャラクターデザインは、新幹線で品川から新大阪に向かう間の2時間半で書いたそうで、「夢中になって描きました」と振り返った丸山。
「デザインのイメージは、CPサッカーを体験したときにある程度浮かんでいて。元気になったり、楽しくなるように、明るい色合いに決めました」とニッコリ。
また、「CPサッカーを体験してみて、すごく楽しかったんです。やってみて気付くこともたくさんあると思うので、皆さんも1度見て、体験してほしい」と呼び掛けた。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念してさまざまなイベントが中止になっているが、「今はこの状態なので、しょうがないと思う」としみじみ。
東京オリンピック開催の可否も問われているが、「難しい話ですけど、私はオリンピックはみんなにとっていい形でできるといいなと思うし、選手の気持ちが一番大事だと思う。そこは時の流れに身を任せるしかない」とした。
続けて「あとは自分たちが手洗い、うがいをしっかりする。また、ふさぎこむよりは、楽しくしていたほうが免疫力も上がるはず。そういうことをみんながやれたらいいんじゃないかと思う」と持論を明かした。
不調が続いている今のなでしこジャパンの話題になり、オリンピックに向けて準備している後輩についてアドバイスを求められる場面も。
これには、「オリンピックやワールドカップの前って、うまくいき過ぎると、本番がうまくいかなることもある。不調と言われるけど、今はそのほうがいいんじゃないかと思う」とコメントした。
そして、37歳の誕生日でもある3月26日に、2011年サッカー女子ワールドカップドイツ大会優勝のなでしこジャパンの1人として、クラブ時代のゆかりの地でもある福島県・Jヴィレッジで聖火ランナーを務める予定の丸山。
「こんな奇跡的で運命的なことはないと思う」と感慨深い様子で明かし、「自分の誕生日に走りたいっていう気持ちもあります。ここはどうなるかは分からないけど、準備はしておきます」と開催に期待を寄せた。
丸山は、現役を引退してからバラエティ番組を中心に活躍の場を広げているが、「めちゃくちゃ楽しいですし、今でもやっていないことはたくさんある。人生足りるかなと思うくらい、いろんなことを全部やりたい。自分らしくできたら」と目を輝かせる。
「バラエティや他の仕事をやっていても、サッカーに恩返ししたい気持ちは持ち続けています」と思いを語った。
また、自身の結婚願望についても言及。ゲッターズ飯田に2020年に結婚すると言われたというが、「結婚したいなと思っていても何にもない。どういうところで現れますかね」と記者に逆質問する一幕も。
実際、焦ってはいないそうで、「焦ってると、絶対穴に落ちる。それは嫌だから、焦らずに自分らしくいくのが一番いい」という。
恋愛の話題から、男性のタイプを聞かれると、自身の歯が折れたというエピソードを明かし、「なんでも噛み切れる歯の持ち主がいい。歯は生まれたときからある。歯こそ強い人がいい。歯が強ければ誰でもいいです」と断言し、記者陣の笑いを誘った。