相葉雅紀さんが主演を務める舞台「ようこそ、ミナト先生」の取材会が6月4日に行われ、相葉さん、松平健さん、脚本の金子ありささん、演出の宮田慶子さんが登壇しました。
この作品は、街や人生の再生をテーマにした物語。相葉さんは、本作同様、金子さん脚本、宮田さん演出による「君と見る千の夢」以来、12年ぶりの舞台出演となります。
相葉は“ファンタジーとリアルの融合”
舞台初共演となる相葉さんと松平さん。
相葉さんは、松平さんについて「本当に稽古場から意識しっぱなしで…。近づきづらい(笑)。健さんの方から話しかけてくれているので、なごんでやらせていただいています」と感謝。
そして、「すごいですね。本当に対峙して感じました。松平さんの目の力も、放って来るパワーも。言葉のセリフ以上のものが伝わってくるので、勉強させていただいています」と語りました。
また、相葉さんは、偶然にも主演舞台の初日がこの日となった、親友の風間俊介さんについて、「風間くんも今日が初日なので、LINEしました。…帰ってきません」と告白。
続けて、「(公演期間が重なり)嬉しい反面、見に行けないのは寂しいですけど、個人的に長ゼリフを披露し合います」と明かしました。
<風間俊介「お互いにキャッキャやっています」親友・相葉雅紀と舞台の進捗を共有>
金子さんは相葉さんについて、「私の持っている相葉さんのイメージに、ファンタジーとリアリティの融合というテーマがあります。身近に感じるんだけど、存在しないような感じ。そこを意識して、ドラマや映画ではできない、舞台ならではの表現方法を意識して書きました」とコメント。
相葉さんは、「ファンタジーとリアルの融合…。僕は商店街にいそうだって言われるんですけど、嬉しいです」とニッコリ。
長年、相葉さんとタッグを組んで舞台を演出してきた宮田さん。
宮田さんは相葉さんについて、「最初は16年くらい前だったと思います。(当時は)追っかけまわしてダメ出しをしていましたね。(相葉さんは)逃げるんですよ(笑)。『そこはもう大丈夫です』って。そういうことがあったなと、懐かしく思い出すくらい、相葉くんはすごく大人になっていました。とっても嬉しかったです」とニッコリ。
相葉さんは、宮田さんについて、「僕にとって、お母さんのような存在。稽古に入っていないときに、お会いすると本当にやさしい顔をしている。稽古の時は鬼の顔をしている(笑)」と表現しました。
<相葉雅紀、12年ぶりの演出家からの“しごき”に「つらかった」>
本作のテーマにかけて「再生したいもの」を聞かれた相葉さんは、「こうやってお客様の前に立てることは、ずっと待っていたので、そこが“再生”してくれて嬉しいです」と回答。
嵐のメンバーについて聞かれると、「松本(潤)くんは、『時間見つけて行くから!』と言ってくれてはいるのですが、みんな忙しいので…。リーダー(大野智)はどうなんだろ…。連絡してみます(笑)。櫻井(翔)くん、二宮(和也)くんとも連絡を取っています」と明かしました。
舞台をやる意味を聞かれると、「体一つの勝負になってくる。厳しいし、甘くないですが、自分がお芝居をやっていくうえで、(宮田さんからの)指導は大きい。ただ、なかなかタイミングと時間がかかってしまいました。吸収しようという思いで、今回は全力で取り組んでいます」と語りました。
最後に、相葉さんは「全力でみんなで作ってきた舞台です。頑張ります!」と意気込みました。
<舞台「ようこそ、ミナト先生」公演概要>
ストーリー
とある山あいの町・日永(ひなが)町。
1年前に観光客として訪れた湊孝成(相葉雅紀)は、この町で非常勤の教師となって、高齢化社会や過疎化など、町の様々な問題に日々奔走していた。
人々にも慕われ、町の中心人物となりつつあったが、実はある秘密を抱えていて…。
東京公演:6月4日(土)~6月19日(日)/ 新国立劇場 中劇場
大阪公演:6月29日(水)~7月3日(日)/ 梅田芸術劇場メインホール