二宮和也さんが出演するスマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」(以下、パズドラ)の新テレビCMが、5月20日より全国でオンエアされます。
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新テレビCM「国会でパズドラ/演説」篇、「国会でパズドラ/魔法石」篇は、「パズドラでもっと明るい日本を」と、新政党“パズドラ党”を結成した二宮さんの姿を描くシリーズの最新作。
今作で二宮さんは、議場の演壇に立ち“国会デビュー”。演説中に居眠りを厳しく叱責するも、注意された議員がパズドラをプレイしていることを知って…というストーリーです。
美術セットを見上げるように眺め、一歩一歩踏みしめスタンバイ
スタジオ入りした二宮さんは、議長席や演壇、速記者席、さらに緻密なレリーフなど、国会の本会議場をイメージした重厚感たっぷりの美術セットを見上げるように眺めると、一歩一歩踏みしめるように階段を上り、演壇の前でスタンバイ。
この時は撮影直前ということもあり極めて冷静な表情でしたが、実際に見るまでどんなセットが用意されているか想像できず、クレーンカメラを用いたダイナミックな規模の撮影スタイルに驚いたそうです。
また、これほど豪華なセットで撮影してしまうと「次回はどうするのか…」と少し心配になったことも、撮影後に笑いながら明かしていました。
叱責の場面は迫力満点!スタッフも背筋ピーン
演説シーンの撮影が始まると、二宮さんはしっかり声を張るなど“国会デビュー”したばかりとは思えない流暢なスピーチで周囲を圧倒。歯切れがよく聞き心地のいい発声に、撮影スタッフも思わず聞き入ってしまうほどでした。
しかし、居眠りしている議員を注意する場面の撮影に移り、「はいそこ!寝ない!」と広いスタジオ全体に響く大きな声でセリフを発すると、現場の雰囲気は一変。
「これ以上(声の大きさを)上げると、あとが大変になるな~」と二宮さんは笑顔を見せていましたが、自分が“喝”を入れられた気分になったためか、その直後から背筋を伸ばして仕事に取り組むスタッフの姿が目立ちました。
“キャラ変”シーンは試行錯誤
シリアスなムードから一転してフレンドリーな性格に“キャラ変”するシーンは、ストーリーで最も重要なポイントということもあり、監督はもちろん、演じる二宮さん自身もセリフのトーンや声の大きさについて試行錯誤しながらの撮影に。
できるだけ軽いトーンのセリフや力の抜けた表情でギャップの大きさを際立たせながらも、全体の流れを不自然に途切れさせないようにと、二宮さんは緩急を織り交ぜながらさまざまなバリエーションの演技を披露。
ディスカッションしながらの撮影が続く中、二宮さんがそれまでにない雰囲気で「ならOKだよ♪」のセリフを話すと、監督は閃いたように「それでいきましょう!」と合図を出し、見事にOKテイクとなりました。
“パズドラ愛”全開!細かく芝居を提案
パズドラが大好きで、長くパズドラのCMに出演していることもあり、“パズドラ党”党首役に対する思い入れが強い二宮さん。会議に出席した議員たちに賛同の拍手を求める場面で、演技について提案する姿も。
賛同の意見や拍手を求めるシーンでは「(手振りが大きいと)あおり過ぎてるように見えるから、もう少し抑えてこんな感じでは?」と、実演を交えながら監督との打ち合わせを続け、作品作りに情熱を傾ける姿が印象的でした。
二宮さんが出演する最後の場面の収録は、議場を見回しながら頷くシーンでしたが、監督からOKの合図が出ると、達成感に満ちた笑顔に大きな拍手が送られました。
「二期目も当選できるように!」ユーザーのための企画に挑戦
テレビCM撮影当日は、パズドラの全ユーザーにプレゼントを贈るため二宮さんが難題に挑戦するWEB動画撮影も行われました。
パズドラシリーズの山本プロデューサーとの和やかなトークからスタートした収録では、「(党首として)二期目も当選できるように頑張ります(笑)」と意気込みを語る場面も。
チャレンジ企画の設定が超高難度な内容であることを告げられた二宮さんは「ルールは簡単だけど、レベルは簡単じゃないですよね(笑)?」と苦笑いしながらも、豪華プレゼントを獲得するため、すべての条件を受け入れパズドラのチャレンジに臨んでいました。
<二宮和也 インタビュー>
──スケールの大きな美術セットを使用して新テレビCM撮影を行った感想をお聞かせください。
すごいデカいセットで驚きました!こういうセットがあることも分かっていなかったですし、撮影を迎えるまで、「どうやって撮るんだろう…」と思っていました。
今回、ここまで大規模だと「次回はどうするんだ?」っていう説もありますけど…(笑)。でも、本当に大規模でダイナミックなものが撮れたんじゃない
かと思ってます。
──二宮さんの長い役者生活で、これほど豪華な国会の議場のセットを使用した撮影はありましたか?
なかったですよ!取り調べとか…そういうディベートみたいな感じの広いくくりではありましたけど、ここまでガチガチなのはなかったですね。
新鮮でした!言ってることはメチャクチャで、国会では言わないようなこと言ってましたけど…それも楽しんでいただければと思います(笑)。
──新テレビCMが放映される5月、新しい生活で疲れをためている方へ励ましの言葉をお願いします。
自分の時間が取れる方は、好きなことをするのが一番いいと思います。
僕は本当に、疲れてきた時にやるパズドラはすごく染みます。パズドラが好きでずっとやってきたんですけど、疲れていたり自分を見失いそうになった時、自分の考えが及ばなくなってきた時、お酒を飲みながらやるとか、リビングの決まったところでやることが、どんどん自分の中で環境を作っていけるので、割と僕は疲れた時にパズドラをやります。精神的にすごくいいものになっている気がしますね。
慣れない環境下でも、自分が慣れている環境に戻れるためのものが、僕の中ではパズドラだったりしますね。
だから皆さんも何か好きなものであったり、自分の気持ちが落ち着ける環境に戻れるものがあると良いんじゃないかな、と思います。
──WEB動画でユーザーへのプレゼントを懸けて戦いましたが、プレッシャーに打ち勝つ方法はありますか?
基本的には緊張してます。自分に言い訳の“余白”を残しながらやっていくとプレッシャーを感じずに物事が進んでいくと言いますか、「緊張感を持つ」ということと、「緊張する」ということのすみ分けが大切で、緊張感を持ってやっていくと良いテンションで取り組めるので、うまく物事が進みやすいと思います。
こんなこと言ってますけど、実際どうなったかはWEB動画を見てもらって、結構イキったこと言ったなって思われるのか…言ったことがちゃんとやれているのかどうか、皆さんの目で確かめていただきたいと思います(笑)。