韓国で最高視聴率41.6%のドラマ『太陽の末裔 Love Under The Sun』など数々のヒット作に主演する韓国のトップ俳優ソン・ジュンギさん、実力派女優チョン・ウヒさんが、2025年8月29日に都内で行われたドラマ『マイ・ユース(My Youth)』の記者発表会に登場しました。
ソン・ジュンギ 『マイ・ユース(My Youth)』記者発表会に登壇

フジテレビが運営する動画配信サービスFODにて独占配信を開始するドラマ『マイ・ユース(My Youth)』の記者発表会が行われ、主演のソン・ジュンギさんとチョン・ウヒさんが登壇。
ジュンギさんは、白いシャツにカーキのパンツを合わせた装い、そしてウヒさんはブルーのデニム地のワンピース姿で爽やかなスタイルを披露しました。
ソン・ジュンギ「日本のコンビニの食べ物も大好き」

今回、記者発表会が行われたのは都内ということで、MCを務める西山アナウンサーに「日本にはよくいらっしゃいますか?」とたずねられた2人。すると、ウヒさんは「はい!」と即答し、「今年は大阪、去年は東京、京都、大阪、札幌に行きました。仕事ではなくプライベートで友人と来ました。日本の料理が大好きですし、雰囲気や景色も大好きです。」と、度々日本を訪れていることを明かしました。

続けて、ジュンギさんも「東京はよく来ますし、“ちょっと休みたいな”という気分のときは、軽井沢に行きます。また、以前『優しい男』という作品で青森にも行きました。とてもきれいで素敵な場所だったので、また行きたいなと思っています。そして『初恋』というドラマにハマっていたときがあって、作中に出てきた雪が降り積もった北海道がとても素敵だなと思ったので、今年辺り、雪が積もる季節に久しぶりに北海道に行ってみたいと思います。」と、日本のさまざまな都市にゆかりがあることを語り、会場を沸かせました。

次に、“今回の来日で楽しみにしていること”を聞かれると、ジュンギさんは「いつも日本には、わくわくした気持ちで来ています。なぜなら僕が大好きなおいしい食べ物がたくさんあるからです!」と、うれしそうに話す場面も。

そして「特にウナギが大好きなのですが、残念ながら今回の来日ではまだ食べられていません…。あとは日本のコンビニの食べ物も大好きです!今回もコンビニでおやつとかいろいろ好きなものを買って食べました。」と、意外にも庶民的な一面があることものぞかせました。

ウヒさんもジュンギさん同様、日本の食べ物が大好きなのだそう!しかし今回の来日ではまだ日本食を食べられていないそうで、「次に旅行で来たときは、思いっきりおいしい日本料理を食べたいです!」と、意気込むように語りました。
ソン・ジュンギは“エストロゲン男子!?”

続いて、ドラマ『マイ・ユース(My Youth)』で、自身が演じたキャラクターについてを聞かれると、ジュンギさんは「私が演じたのは「ソンウ・へ」という役柄で、フローリストをしています。「へ」は、子供の頃にすごく有名な子役だったのですが、あまりにも有名だったことで周りからは恨まれることもあり、大人になった今でも心に痛みを抱え続けている、そんなキャラクターです。」と、役どころを紹介。

ウヒさんは「私は「ソン・ジェヨン」という役で、芸能事務所でチーム長をしています。幼い頃は、親に言われたとおりの道に進むタイプだったんですが、少し心が痛む出来事があり、とある夢を諦めて現実的に生きるようになった人物です。」と、話しました。

記者からの質疑応答で飛び出したのは、“互いに演じたキャラクターを一言で表すと何か?”という興味深い質問。
ここで、ジュンギさんは「ジェヨン」のことを「ラブリー」と表現し「本当に本当にラブリー!」と何度も言うと、会場は笑いに包まれます。
「ジェヨン」はとても明るい性格をしているので、「へ」のふさがった胸に一気に穴を開けてくれる、そして、呼吸をさせてくれる存在であり、そのようなことも全てひっくるめて“ラブリー”なのだと、強く語りました。

続いてウヒさんは、「最近韓国で、はやっている言葉で表現したいと思いますが…「へ」は“에겐남(エゲンナム)”!」と断言。
しかし、頭に“?”が浮かんでいる様子のジュンギさんは「なんですか?」とたずね、「에겐남(エゲンナム)=“エストロゲン男子”」の略だと教わると、思わずプッと吹き出してしまいます!
「繊細で優しくて素敵な男性のことを“에겐남(エゲンナム)”と呼ぶんです。」と、ウヒさんが解説すると「(流行語のようですが)知らなかったです…。」と、少し恥ずかしそうな表情を見せたジュンギさんでした。

そして「本当に(「ヘ」は)ソフトな人です。」と続けるウヒさんに、ジュンギさんはあまり納得がいかないのか「僕は男です!」と発言し会場に笑いを誘うと、ウヒさんは「「ヘ」は本当に優しくて物腰が柔らかくて、ソフトな性格をしているので、一言でまとめると“에겐남(エゲンナム)”だと思います。」と、理由を打ち明けたのでした。

次に、西山アナウンサーから“初めて台本を読んだときの感想”を聞かれた2人。
“切なさ”と“ときめき”を感じたと明かしたジュンギさんは、「「へ」の子どもの頃の記憶はすべてと言っていいほど、ほとんどがネガティブなものなんです。そんな中で唯一“ときめき”と、どこか心がすっきりとする感情を与えてくれたのが「ジェヨン」であり、その「へ」が感じたままの感情を僕も感じました。」と続けました。

ウヒさんは、「なんだか誰かの日記帳を盗み見たような心情になりました。幼い頃の「へ」と「ジェヨン」は、関係性など全てがぎこちない感じだったのですが、今振り返ると本当にキラキラ輝くものであって、淡く切ない感じを受けました。少し荒削りなところのある2人ですが、その関係が少しずつ恋に変わっていく感じが美しいと感じました。」とコメント。

さらに、“役柄を演じるにあたり、監督から何か指示などがあったのか”を問われると、ジュンギさんは「監督はとても叙情的で柔らかな性格をしている方で、現場では僕とウヒさんをリラックスさせてくれました。演技面では俳優である僕たちを信じてくれていて、“こうしてほしい”など要望があるときには、助言をくださりました。」と、撮影時の監督とのエピソードも明かしました。

隣のウヒさんも納得するようにうなづく仕草を見せ、「私も同じように感じました。監督は自分の意見を先に言うのではなく、俳優たちの意見を尊重してくれました。なので、1シーン1シーンを一緒に作り上げる、そんな感じでこのドラマは作られました。」と、振り返りました。