フジテレビ・フィギュア班が取材動画を毎日配信!Vol.16
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、カナダ・モントリオールで開催予定の「世界フィギュアスケート選手権2020」が中止に。シーズンのクライマックスの舞台は失われ、様々な活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・フィギュア班が取材した動画が3月23日から毎日配信されている。
シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場するので、フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。
「ネガティブにしておいて保険をかけてます(笑)」
【2019-20シーズンの戦い】横井ゆは菜インタビュー
2019-20シーズンにシニアデビューし、今年2月に開催された「チャレンジカップ2020」で2位に輝くなど活躍した横井ゆは菜選手。
動画では、シーズン前の2019年8月、シニアデビュー前の心境を聞いたインタビューを紹介している。
――6年間のジュニア下積みを経て、ついにシニアデビューしますね。
当たり前ですけど、現時点ではまだ経験していないじゃないですか。自分が本当に出るのかどうかも本当に実感がないという感じです。本当に出るのかなぁって(笑)。
――掲げる目標は?
私はもとからあまり高い目標は立てずに…。というのも、中学3年生のとき、目の前の目標をクリアしていったらすごく良いシーズンで、その次のシーズンは背伸びしすぎてあまり良くなかったので、自分がちょっとがんばれば達成できるかもしれない、「いいところ」の目標を自分で作っているんです。
それを毎回達成できたら、大きなゴールに近づける…急がば回れじゃないですけど、一つ一つクリアしていって、自分の一番大きな目標にたどりつけたらいいなって思っています。
――活躍を期待しています。
プレッシャーに弱いんですよ、私、めちゃめちゃ(笑)。毎試合、「いやだなぁ」と言って臨んでるんです。
――ネガティブな性格ですか?
なんだろうなぁ、ネガティブなのかな。ネガティブにしておいて保険かけてる、みたいな(笑)。もう言います!私、保険かけて生きてます!うふふ。
「絶対に優勝します」「世界取ります」とか言わずに、私のできることを…みたいな感じですね。
――北京オリンピックを目指す決意は固まりましたか?
私の場合はずっと続けてきて、とくに技の習得が早いわけでもなく、先生についてやってきたらここまで来られたという感じなので、昨シーズンくらいから、「どうせやるならそこを目指さなきゃいけないな」という気持ちにやっとなって来たんです。
私が目指せるオリンピックは次の北京が限界だと思うので。年齢的にも実力的にも、そこしかないから。そこに向かってがんばっていかないといけないなと思っています。
また、 同世代の樋口新葉選手と坂本花織選手に対して「最初から同じ土俵に立っているとは思っていなかった」と明かしながらも、「やっと同じ試合に出られるようになって、少しでも近づけているのかなと、希望を持った」と、心境の変化について言及。
さらに後半では、「いつか勝ってみたいというのはありますね。自分がどれだけ食らいつけるのか。凡人だったら凡人なりに努力していかないといけない」と、ライバル選手に対しての思いを率直に告白している。
そんな中、「横井選手にとってスケートとは?」という質問に対しては、「わっ、考えてなかった!スケートはスケートじゃん」と言いながらも、「生きがい」「目標に向かってがんばれるのが幸せ」と笑顔を見せた。
最後は、話が脱線して大好きな高校野球について熱く語る姿も。
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