4月15日(水)放送の『林修のニッポンドリルSP』は、大人気の「開かずの金庫」に続く「新・金庫シリーズ」が登場。

お金持ちの金庫で保管されているお宝を、平野ノラとかまいたちが徹底調査した。

まず、平野が向かったのは田中貴金属グループの直営店「GINZA TANAKA」。明治25年に創業した田中貴金属は、創業者が「24金」など金の規定を立案した、日本の貴金属業界を代表する会社だ。

従業員でもその場所を知らないという金庫から、お宝を運んでもらう間、平野は180万円もする純金のクルミの置物や約550万円の兜、約3億円のダイヤモンドティアラなど、店内の商品を見学させてもらうことに。

また、平野が事務所の社長から結婚祝いにもらったという金の小判を査定してもらうと、10万円以上することが判明する場面も。

そして遂に金庫の中のお宝が到着。まず登場したのは、約12kgの金の延べ棒。大口の取り引きでしか使わないそうで、なんと約8000万円の価値がある。

次に登場したのは、純金の千両箱。中に1kgの延べ棒が10本入り、錠前も鍵もすべて純金で作られた千両箱のお値段は、約3億6000万円もするという。「大切な金をしまうものを金で守る」という、田中貴金属を象徴するお宝だからこそ、金庫で厳重に保管してあったのだ。

「1時間に億を動かす男」が2億円でも手放さない逸品とは?

次に平野が向かったのは、宝石王国インドからやってきた宝石商のカピル・ミタルさんの店「デル ミリオーレ」だ。「1時間で億を動かす男」の異名を持つ彼の金庫には、何が入っているのだろうか?

高さ170cmの巨大金庫の中に入っていたのは、光の加減によって色を変える希少石アレキサンドライトのネックレス(2200万円)や、鉱山が閉山してしまい二度と作れないというロードクロサイトのネックレス(2400万円)などなど、お得意様にしか紹介しない宝飾品の数々だ。

中でも、タンザナイトの64カラットの宝石(2480万円)は、映画「タイタニック」で使用されたというタンザナイトに引けを取らないサイズだという。

そして極めつきは、23年の宝石商人生で初めて出合ったという5色のトルマリン。通常、トルマリンの色はグラデーションになり、ハッキリと色が分かれているものは本当に珍しく「業界でもほとんどの方が、見たことがないと思う」とのこと。恩人から譲り受けたというこの品だけは、2億円でも売ることができないそうだ。

「ブランド王」の金庫には初心を忘れないための思い出の品が!

かまいたちが調査したのは、「ブランド王ロイヤル」の名物社長・森田勉氏の金庫だ。エルメスの直営店でも入手困難な「バーキン」の新作などを取り扱う、森田社長の金庫の中に入っているのは?

金庫の中身は、買い取り用に常備している現金=約1200万円と、5000万円で知人から買い取ったという6.7カラットのエメラルドの指輪。この指輪は、海外のオークションに出せば1億円くらいで売れる見込みだという。

ほかに、社長の生まれ年である1945年に製造されたロレックスのアンティーク時計も。4年かけてようやく見つけた逸品で、今のところ、売るつもりはないそうだ。

そして、金庫の一番下段の引き出しから出てきたのは、大きな灰皿。軍人だったお父様のもので、学生の頃に社長が寝坊をすると、この灰皿を投げられたりしたという。

厳しかった父のおかげで今の自分があることを忘れないために、金庫に保管して、いつでも初心を思い出せるようにしていたのだ。

かまいたち・濱家が「プライスレス系のやつですね」と感心すると、森田社長も 「そうです。一番大事なのは、灰皿」。

ブランド王の金庫には、お金には変えることのできない、父の思い出がつまった大切な宝物が入っていた。