<片岡愛之助&藤原紀香 コメント>

左から)片岡愛之助、藤原紀香

――収録はいかがでしたか?

愛之助​:『サザエさん』という国民的アニメに本人役で、しかも夫婦で出させていただけるなんて、こんなにありがたいことはないです。一生の記念です。妻が舞台『サザエさん』をやらせていただいていたので、私も何回も見に行っていたんですね。サザエさん一家がそのまま再現されていて、何回見ても楽しいなと思っていたので、そのアニメに出させていただき、私たち夫婦の素の部分も描いていただいて、それが『サザエさん』で放送されるということがうれしいです。

藤原:『サザエさん』に本人役として登場させていただけるというのは、夢のような出来事でした。アフレコをしている間もすごく楽しくて、笑いとともに収録が進んでいきましたし、つい先日まで舞台でサザエ役を務めていたこともあって、こういった国民的なアニメに少しでも携わらせていただいたこのご縁に、本当に感謝しています。

愛之助​:やっぱり、サザエさんとしゃべれたことがうれしかったですね。それだけじゃなくて、サザエさん一家とお酒が飲めて笑い合えましたし、その画面が映った瞬間に、本当にテンションが上がりましたね。

藤原:私も、夫と、波平さんとマスオさんにツッコむ場面があって、究極の喜びでしたね!

――大阪・関西万博とコラボした回への出演となりました。

藤原:国民的アニメの『サザエさん』、そして国民的行事の万博という、この画力の強い最強のコラボに、私が日本館名誉館長として出演できたことは光栄の至りです。『サザエさん』は、日本中の大人から子どもまで世代を超えて愛されている作品。そして万博は、世界中の人々が知恵と刺激を分かち合う大切な場です。その場でサザエさん一家をご案内できたことをとても幸せに感じていますし、まだ万博に来られたことのない方々にも魅力をお伝えできるのではないかと、名誉館長としてもうれしく思います

愛之助​:僕らも万博に何度も行っていますけど「これ!懐かしい!」って思えるくらい、万博の再現度が高かったですね。

藤原:舞台『サザエさん』は三度再演を務めさせていただきましたが、そのたびに感じるのは、磯野家の庭に咲く花や季節の行事など、四季折々の日本文化が丁寧に描かれていることです。実際にアニメを振り返ると、55年前の大阪万博に一家で出かけたり、愛知の愛・地球博の際にはオープニング映像で登場していたりと、日本の四季や行事、観光名所、さらに万博までも作品の中に息づいているんです。そんな作品に今回も参加できたことは、最高に幸せな経験でした。

愛之助​:今の世の中は便利になりすぎて、親子の会話とか、特におじいちゃんおばあちゃんとの会話もなくなってきて、一家だんらんの時間もなくなっているじゃないですか。そんな時代に『サザエさん』というのは、本当に意味のある番組だと思います。昔は当たり前だったことが減ってきてしまっている世の中だからこそ、みなさんに見ていただきたいです。

藤原:昔から今も『サザエさん』を見続けていますが、ほろりと涙してしまうエピソードも多く、家族愛にあふれるこの作品は本当に永遠だと思います。舞台だけでなく、今回アニメでもご縁をいただけたことを心から光栄に思っています。特にこの万博とのコラボ回は、私たち夫婦にとって永久保存版になりました!