編集部おススメの“麗しい男性”を紹介する「眼福♡男子」Vol.86は、一ノ瀬颯(いちのせ・はやて)さんが登場。
2018年にスカウトされるとすぐに、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日)のリュウソウレッド/コウ役に抜擢。その後、『ナイト・ドクター』(フジテレビ)や『ドクターX~外科医・大門未知子~』第7シリーズ(テレビ朝日)など、順調に出演作を重ねています。
そして、3月17日に最終回を迎える『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ)には、クスノキ出版・書籍編集部の編集者、矢部涼介役で出演。“ボンボン”の矢部を完走するや、4月3日には初めてのファンイベントを開催。まさに“今旬”俳優の一ノ瀬さんに、『ゴシップ』出演の思い出やファンイベントへの意気込みを聞きました。
衝撃を受けたカンフルNEWS編集部の皆さんの芝居に対する貪欲さ
――まずは、『ゴシップ』の矢部涼介役を完走した心境から聞かせてください。
クランクアップはカンフルNEWS編集部の皆さんと共に迎えさせていただきました。すでに空気が出来上がっている皆さんとご一緒するにあたって、ついていけるのか、かなり不安でしたが、そんなことを気にしていたのが嘘みたいに、皆さん、優しく迎え入れてくださいました。
最後のシーンは今まで演じてきた中で一番の見せ場でもあると思うので、そこで矢部としての役割は全うできたのではないでしょうか。今は達成感でいっぱいです。
――実力派キャストに囲まれ、学ぶことも多かったのではないですか?
とにかく勉強になることだらけで、中でもカンフルNEWS編集部の皆さんは、オンとオフの切り替えがはっきりしている印象でした。本番に入るまでのストロークを大事にされている方が多く、前室にいる段階から役に集中して、気持ちを作っている。
特に思い出深いのが、津田寛治さんが出演された9話です。津田さん演じる書籍編集部の井伏部長が説明セリフをまくし立てるのですが、どんなに早口でしゃべってもきちんと聞き取れるし、こちらにも入ってくる。そんな津田さんのプロフェッショナルな芝居や、編集部の皆さんの芝居に対する貪欲な姿勢を目の当たりにして衝撃を受けました。
――フジテレビュー‼もカンフルNEWSのようにPV数を上げたいので、とっておきのネタを提供してください(笑)。
えーっ!僕が言っても上がらないと思います(笑)。あ、ありました!僕は現役の大学生で、『リュウソウジャー』で休学し、その後もドラマ出演などで大学へ行く時間があまりとれなかったのですが、なんとか来年卒業できる目途が立ちました。
この仕事を始めるときに、親と「必ず大学を卒業する」と約束したので、その約束をきちんとはたすことができそうです。ダメだ…こんなんじゃPV上がらない(笑)。ちょっと考えさせてください。
「24歳のニュース BEST3」を発表
――4月3日には初のファンイベントが行われるんですよね。内容は決まりましたか?
大枠は決まりました。詳しいことは明かせませんが、ファンの皆さんと一緒に楽しめるものや、僕のパーソナルな部分をさらに深掘りするような企画を行う予定なので、普段は見られない僕の姿をお見せできると思います。
――イベントは1日3公演行い、公演ごとに違った内容になると聞いています。
3公演、まったく同じものを行うわけではなく、複数回来ていただく方にも楽しんでいただけるものを準備しているので、楽しみにしていてください。
――この日のためにグッズを制作したと聞きましたが、一ノ瀬さんもアイデアを出したんですか?
まずは、どういうものを作りたいかというスタッフさんとの打ち合わせから始まって、次にファンの皆さんへ「どんなグッズがあったらうれしいですか?」とSNSで呼びかけた結果、「ポーチがほしい」という意見が多かったので、採用させていただきました。他にはトートバッグやフェイスタオルなど、普段使いできるものを用意しました。
――中でも自信作は?
スウェットです。シンプルで可愛らしいデザインに仕上がったので、自宅にいるときはもちろん、外へ出かけるときにもぜひ着てほしいです。
――イベントの5日後には25歳の誕生日を迎えますが、24歳はどんな年でしたか?
僕の24歳は、生放送の情報バラエティ番組へのレギュラー出演から始まりました。それまで、番宣でバラエティに呼んでいただくことはありましたが、“一ノ瀬颯”として情報をお届けすることは初挑戦だったので、その過程の中で新しい自分を見つけていくような1年でしたね。
――「24歳のニュース ベスト3」を挙げるとしたら?
3位は「医師を演じた」です。『ナイト・ドクター』と『ドクターX』で2回演じましたが、個人的に勉強になることが多かったですし、俳優としても貴重な経験となりました。
2位は先ほどもお話した、「情報バラエティ番組のレギュラーになった」です。
そして、1位は「実はたくさん食べられる人だった」です。少し前に、アメフト部で体重100㎏超の友人とステーキとハンバーグの食べ放題へ行く機会があったのですが、僕、1.4㎏のお肉を食べたんです。最後のほうはかなりきつかったけれど、なんとか完食しました。これは、さっきのゴシップネタにも使えますね。
そういう「〇〇放題」が好きで、以前、チョコレートの詰め放題に行ったときは、マチのないビニール袋に105個詰めました。
“アラサー”と呼ばれることに「まだ早くない?」
――1.4㎏はスゴ過ぎます!ネタ提供、ありがとうございました(笑)。では、25歳はどんなふうに過ごしたいですか?
「もうすぐ25歳」って言うと、「アラサーじゃん」って、最近言われるんですよ。僕としては「ちょっと待ってくれ、まだ早くない?」という感じなんですけど(苦笑)。まわりは「大人に見られたい」人が多いけど、僕は若く見られたいタイプ。“アラサー”をプラスとして捉えるならば、大人の余裕、大人の男性の魅力みたいなものを少しずつでも出せていけたらいいなと思います。だけど、若い役もまだまだ演じられるように頑張っていきたいですね。
――一ノ瀬さんが思う大人とはどんな人ですか?
難しいですね…。お酒やタバコなどの嗜好品がなくても子どものころは楽しかったわけだし、子どものころは純粋に楽しめていた遊びが、大人になってみたら馬鹿馬鹿しく感じることもある。それって、人間としてちょっと乏しい感じがするんですよ。僕が思ういい大人は…アバウトですが、子ども心を忘れず、でも、自分のことをきちんとコントロールできる人。僕もいつかそんな大人になりたいです。
――コーナー名にちなんで、「眼福な存在」は何ですか?
ちっこいワンちゃんとかネコちゃんとか…って、大人の男性の話をしたばかりなのに、表現が子どもっぽくなっちゃいました(笑)。ファンイベントで流す映像やグッズの撮影で、動物がいるカフェに行って豆柴やマイクロブタ、ハリネズミとふれ合ってきたのですが、動物たちの存在が僕にとっての眼福です。動物って、本能のままに生きているじゃないですか。そんなところも含めて、僕の癒やしになっています。
――「お気に入りの写真」について聞かせてください。
これは以前飼っていたフェレットです。それまで動物を飼ったことがなく、初めて飼ったのがこのフェレットでした。写真を見ると、一緒に暮らしていたころの記憶がよみがえります。ツラいことやイヤなことがあったときに見ると癒やされますし、頑張らなきゃと前向きになれるお気に入りの1枚です。
――最後に今後の目標を!
この「眼福♡男子」のような企画に呼んでいただけることはとてもありがたいのですが、「見た目だけじゃん」って言われないような、きちんと実力のある俳優になることが今後の目標です。これからもいろいろな役を演じていきたいですし、お芝居以外の仕事にも挑戦していきたいので、これからも応援よろしくお願いします。
撮影:河井彩美