時間無制限でしゃぶしゃぶが食べ放題の「しゃぶ葉」と、24時間新鮮な海の幸を味わえる「磯丸水産」の品質管理には秘密がありました。

3月15日(火)放送の『所JAPAN』(カンテレ・フジテレビ系)は、人気二大チェーン「しゃぶ葉」と「磯丸水産」を取り上げ、2店舗を比較。

スタジオには、所ジョージさん、佐々木希さん、カズレーザーさん(メイプル超合金)、陣内智則さん、杉野遥亮さん、若槻千夏さん、が登場しました。

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磯丸水産の魚介類徹底管理の秘密

24時間新鮮な海の幸を味わえる「磯丸水産」は、都内の駅前を中心に100店舗以上展開。

お客さんが自分で焼く浜焼きスタイルや、豪快な刺身盛りなどが楽しめます。

しかし、街頭インタビューでは、磯丸水産に対して「おいしくないイメージ」、「新鮮な感じはしない」、「生ものなので24時間というとちょっと怖い」などの声が。

そこで番組は、「24時間営業の店は新鮮じゃない?」との疑問を確かめるため、魚の仕入れルートに密着しました。

スタッフが、早朝4時半に静岡県沼津市に行くと、待っていたのは鮮魚の運搬を担当する田村伸一郎さんと巨大なトラック。

トラックの荷台は海水の入った水槽になっており、その中にエアーとろ過装置が組み込まれていました。

多くのチェーン店では、冷凍された魚を運ぶことが多いのですが、「磯丸水産」では生きた魚をそのまま“生簀(いけす)カー”に入れて運んでいました。

この日の仕入れは、鯛120匹とアジ約3400匹。

鯛は、仕切りがあり、10匹入れることが可能な特殊な鮮魚運搬用のかごに入れ、アジは、漁船から大きなポリバケツに入れて吊り上げてから、トラックの水槽へ。

魚の鮮度を保つため、かかった作業時間はたったの30分。

魚を詰め込んだトラックは、午前8時には神奈川県川崎市にある鮮魚の仲卸センターにに到着。

運ばれてきた魚は、ここで大水槽へ移し替え、各店舗へ運ぶための仕分けが行われます。

そこから、都内の店舗へ魚を配送。沼津市の漁船から魚をおろしてから7時間。正午には上野6丁目店に鮮魚が到着しました。

そして、すぐに店舗にある水槽の中にアジを移し替え。

上野6丁目店の店長・伊藤彰訓さんは、「必ずどの店舗にも生簀があって、人工海水を作り、海と同じ状況の海水で生かしています。常に塩分濃度(と水温)を計りながら水槽を動かしています」と説明しました。

「磯丸水産」は、魚介類を24時間徹底管理し、新鮮に保っていました。

肉マイスターの高い技術力で品質管理

「しゃぶ葉」は、1199円(税抜)で、しゃぶしゃぶが時間無制限食べ放題ということで、若い女性や家族連れに人気のお店。

お肉は、深い旨味が溢れるジューシーさが魅力の三元豚を使用。

白だしに加え、6種類の出汁から選べるしゃぶしゃぶや、約20種類の新鮮な野菜、カレー、中華麺などランチタイム(平日11時~16時まで)は、時間無制限で食べ放題です。

しかし、「しゃぶ葉」未経験者からは「お肉が薄かったり、何かあるんじゃないか…」、「薄くて、スジ多め、脂多め」などの「食べ放題のお肉は美味しくない?」という意見が。

そこで番組は、お肉のプロの意見を聞くため、東京都港区西麻布の高級しゃぶしゃぶ店「あじと」の店長・江利川裕哉さんに試食してもらいました。

江利川さんは、「正直、驚きました。思っていよりも質のいいお肉だったので」とその味にビックリ。

江利川さんによると、「しゃぶしゃぶは、お肉を直接食べるので、食べたときの食感がすごく大事」とのこと。お肉に合わせた絶妙な厚さが必要不可欠だといいます。

高級店も驚く肉を食べ放題で提供できる「しゃぶ葉」。

では、質を守りながら、どうやって大量の肉を提供しているのでしょうか。

「しゃぶ葉」のキッチンへ向かうと、出迎えてくれたのは、東京都清瀬市にある清瀬上清戸店の店長・倉澤美香さん。

倉澤さんは、お肉の知識と(お肉の)スライスの技術を備えた、従業員約1万人のうち約100名(約1%)しかもっていない、「しゃぶ葉」独自の試験に合格した人に与えられる称号「肉マイスター」をもつ、選ばれし人材。

倉澤さんは、「お肉の状態によって厚さが変わるので、気をつけながら(スライスの)調整をしています」と明かしました。

「しゃぶ葉」では、肉マイスターの高い技術力でお肉の品質を管理していました。

佐々木希が「自家製梅だれ」をアレンジ

また、番組では、余計なお世話ですが「しゃぶしゃぶの命 勝手にたれダービー」を開催。

「しゃぶ葉」の店内に定点カメラを設置して、一番人気のたれと最下位のたれを決めるという企画を実施しました。

そこで、僅差の最下位となってしまったのが「自家製梅だれ」。なんだか申し訳ないと、佐々木さんが、お店で真似できるアレンジレシピを考案、紹介されました。

「しゃぶ葉」では、5種類のたれ、15種類の薬味が用意されています。

佐々木さんは、「ちょっと酸味があったので、マイルドにしたいと思い、オクラをたっぷり入れて、さらに香ばしさを足すために胡麻を振りかけて、食感がほしかったのでザーサイを入れました」と紹介。

試食した所さんは「なるほど、お肉で挟んで(食べると)。いいね!ザーサイが効いてる」と絶賛しました。