誕生から80年以上愛され続けるヒーローの最新作、映画『THE BATMANーザ・バットマンー』が3月11日に公開されました。そこで、今作でバットマンを演じるロバート・パティンソンさんと、ヒロインであるキャットウーマンを演じるゾーイ・クラヴィッツさんにリモートインタビューを行いました。
今回インタビュアーに初挑戦したのは、バットマン大好き!プライベートでも仲の良い、磯村勇斗さんと鈴木伸之さんです。ここでは3月10日のめざましテレビでは放送しきれなかった未公開部分もお届けします。
<ネタバレしそうな鈴木伸之に磯村勇斗が「不安だよ」とツッコミ&わちゃわちゃ>
初インタビューを前に大緊張
――これからインタビューですが気持ちはいかがですか?
磯村:ドキドキしますね。ご本人を前にして何を話すのか、緊張感があります。
鈴木:世界的な作品の役者さんと話せる機会はなかなかないので緊張しますが、バットマンへの愛と日本の良さをお話していきたいと思います。
――インタビュアーをしたことはありますか?
磯村・鈴木:ないですね、初めてです!
――どうですか?
鈴木:1回日本語でご質問をさせていただいて通訳が入るので、そこで気持ちを整えていきたいです。
磯村:どういうことを話そうとか考えていらっしゃいますか?
鈴木:え?インタビュアーさんでしたっけ?(笑)
磯村:ちょっと練習しておこうかなと思って!
鈴木:ちょこちょこ日本の良さをお伝えしたいと質問案でも書いたので、日本のみんなもバットマンが好きだよということを伝えつつ、楽しい時間にできたらいいなと思います。
磯村:インタビュアーの経験はないですけれども、言葉は違っても会話ができたらいいなと思います。日本で広めたいという思いや、多くのファンが待ち望んでいるということを伝えたいです。
――どちらの方が上手にできそうですか?
鈴木:勇斗(磯村さん)じゃないですか?上手じゃん。ちゃんと企画の的を捉えた質問をしたりするの得意でしょ!俺は脱線しちゃうから。
磯村:脱線の勢いがいいから楽しんでもらえると思うよ。
バットマンを演じるには185cmじゃ足りない!?
インタビュー開始前には、2人で入念に打ち合わせをし、磯村さんが「あの身長の話は聞きたいね!」と鈴木さんに最終確認する一幕も。席につくと緊張の面持ちで画面を確認、珍しく不安げな様子を見せながらも、目を合わせてうなずき「やっぱり僕らが楽しんで行かないと!」と意気込んでいました。
ロバートとゾーイが映る画面に切り替わると、2人は「Hello, nice to meet you.」と手を振って自己紹介をし、にこやかに挨拶を交わしました。インタビューできる時間は10分ということで、早速質問を始めました。
――(磯村)僕がバットマンにハマったのは「ダークナイトトリロジー」が始まりです。バットマン愛は誰にも負けないと思っているので、こうしてインタビューできることに非常に興奮しています。バットマンを好きになったきっかけを教えていただけますでしょうか。
ロバート:1989年の「バットマン」は何度も見るくらい好きでした。出会ったのもちょうどいい年齢でした。
――(鈴木)今回のバットマン、本当に大好きです。ロバートさんの身長を調べたら185cmで、僕も同じくらいなのですが、もし僕がバットマンを演じるとしたらどんなところに気をつければいいでしょうか。
ロバート:ゾーイも最近まで知らなかったけれど、体格の大きさが求められる役なので、実はシークレットブーツを履いて身長を高くしていました。ハイヒールを履いているような感じなので、アクションシーンはうまくいかなかったりしました。185cmあっても身長が足りないと言われるところから始まったんですよ。
磯村:えー!身長が足りないってことなんですね。貴重なお話ですね。
――(磯村)ゾーイさんは映画の中でも強さもあり美しさもありましたが、キャットウーマンになるにはどうしたらいいでしょうか。
ゾーイ:本当にこのキャラクターを演じるチャンスがもらえるなんて信じられないです。運が良くてこの役を演じられていますが、監督が非常にキャラクターのはっきりした役柄を作ってくれました。セクシーさも彼女の内側から来ていると思います。
――(鈴木)僕がこの仕事を始めて2年目のときは、お金がなくて電気が止まっていたりもしましたが、ロバートさんの苦労話はありますか?
ここで時間が来てしまい、ロバートさんが答えた後に通訳が入るはずがそのままインタビューが終了するというプチハプニングもありましたが…初インタビューを終えた2人に感想を聞いてみました。
狙うは「バットマンに可愛がられるドッグメン」
磯村:あっという間だったね。
鈴木:あの2人にインタビューしないといけないとなったら、こんなにプレッシャーを感じるんだね。
磯村:途切れさせてはいけないと思ったけど笑ってくれたり紳士だったね。ますます好きになりました。
鈴木:あの電気止まった話の答えはどうなってしまったんでしょうね?俺だって言いたくないんだよ、電気が消えていたなんて話。でも今回はバットマンということで、自分の身を削ってでも聞きたいと思ったのに…(泣)ロバートさんも笑いながら答えて下さっていたけれどもそのまま「バイバイ~」となってしまったから、どうなったのかすごく気になる。
磯村:でも多分いいこと言っていたんじゃないかな。似たような経験があったと話していたような感じがしますけどね。
――今回のインタビューは何点でしたか?
磯村:100点じゃないかな。聞きたいことも聞けたし。
鈴木:俺100点付けたいけどなんせ最後の答えが分からないから(笑)70点かな。
磯村:僕たちの脳が英語脳だったらもっと楽しめたと思うんだけれどね。
鈴木:あとね、本当にかっこよかった!
磯村:途中でロバートさんが水飲んだりするじゃん!でもあんなこと僕らあんまりしないよね。似合わないもんね。向こうの俳優さんたちは自由でいいね~と思うね。
――最初話したときはどうでしたか?
鈴木:まさか勇斗(磯村さん)が英語で話し始めると思わなくて、ちゃんと伝わっていたし。このまま英語でいっちゃうのかなと心配したけど、質問になったら日本語で良かった。
磯村:時間がなくてあと1分とか出されていたから、「最後の質問何にしよう?」ってなったよね。
鈴木:最後の質問もロンドンまで届け!と思いながらなんとか言ったけど、ものすごく笑いながら答えてくれていたからね。「そんな苦労していたの?」という驚きなのか、「僕もそういう経験あったよ」という共感なのかどっちかだよね。
磯村:完全にバットマンになっているね。何かメッセージを残して終わるという。
――シークレットブーツの秘密も聞けましたね。
鈴木:シークレットブーツを履いていたのは驚いたね!あれであのアクションができるのはすごいね。
磯村:相当バランス感覚があるのかな。
――やるとしたら何の役で出たいですか?
磯村:オファーきたらやりたいですよ。バットマン、キャトウーマンがいるので「ドッグメン」で!人気でるんじゃないかな?
鈴木:犬のモチーフはどうするの?
磯村:まー、日本ならではということで柴犬(笑)
鈴木:浮くだろうね~。
磯村:どんな技やるんだろうね。危ない薬品の匂いとか反応してね。
鈴木:それをバットマンに伝えて、「よくやった!」ってよしよしされたりしてね。
磯村:それできびだんごもらって。違う話になっちゃうじゃん!
――役作りも大変そうでしたね。
鈴木:リアルな話でいったら結構役に引っ張られるだろうね。バットマンみたいにメンタルがすごく強くなりそう。でもそれこそ「ドッグメン」はどんな役にするの?
磯村:どうしようかね。ガリガリにする?でもガリガリじゃ戦えないでしょ。
鈴木:ピチピチのスーツ着せるのどう?
磯村:いいね!それで四つ足でね。話の膨らませ方が良くない方向にいっちゃいます。失礼しました。
最後の質問の答えに「深い話していたんだね」
――最後に映画の見所をお願いします。
磯村:新作では新たなバットマンが登場したのではないかと思います。葛藤している姿に心も揺さぶられますので是非劇場でご覧下さい。
鈴木:最初から最後まで引き込まれる世界観が大好きでした。大きなスクリーンでご覧下さい。
終了後、先ほど聞けなかった質問の答えを通訳さんから教えてもらうと…
「役者でいること自体がクレイジーなことですよね。特に初期の段階では芝居の仕事をしていないのに自分のことを役者と言っていいのかと思ったり、1年くらい仕事がなかったときは本当にどうしようかと思いました。大学に通いながら役者をしていた友達もいて、11時くらいからパブに行って飲み明かしたりとかしていたんです。何を持って役者といえるのか分からなかったですよ。」
鈴木:深い話していたんだね。ようやく完結したね。
磯村:すっきりしたね。心に残りました。