フジテレビ・スケート班が取材した動画を毎日配信!vol.48
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、スケート界のさまざまな大会が休止になったまま2020-2019シーズンが終了。選手たちの活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・スケート班が取材した動画が3月23日から配信されている。
シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場。フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。
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これまではフィギュアスケートの選手たちの取材映像を中心に公開してきたが、今回はスピードスケート企画の第1弾。村上右磨(むらかみ・ゆうま)選手が登場し、2019-2020シーズンを振り返っている。
【フジスケ×スピスケ】 W杯初優勝を飾った村上右磨 2019-20シーズンを振り返り
村上選手は、2019年12月13日~15日に行われた「ワールドカップスピードスケート競技会・長野大会」(以下、「ワールドカップ」)の男子500mで、自身初の「ワールドカップ」優勝を果たした。
「ワールドカップ」初優勝で去年の自分を超えることができた
村上:本当に「ワールドカップ」で優勝というのを、今シーズンの第一の目標として掲げて夏場からトレーニングしてきたので、初優勝できて、本当にうれしいです。
去年(昨シーズン)は、悔しい思いを何度もして。2位や3位というのは何回も取れても、優勝というのが、あと一歩のところで届かない。「トップとの差」というのを毎回感じさせられるレースが多かったので、今年はこうやって、良いタイムで優勝することができて、去年を自分の中で超えることができたんじゃないかなと思います。
スタートからの加速力やダッシュ力は海外勢にも匹敵
村上:スピードのデータであったり、自分で映像を見た中では、50~150mまでの加速力であったり、ダッシュ力は海外勢にも負けていないっていうのは、数字的にも見えてきたので、そこは自分の強みとして、これからも、武器として、世界と戦っていけるんじゃないかなと思いました。
その後、2019年12月26日~29日に長野で行われた「第87回全日本スピードスケート選手権大会」では、500m1回目2位、2回目1位という成績を残した。
また、2020年2月13日~16日アメリカ・ソルトレークシティで行われた「2020世界距離別スピードスケート選手権大会」のレースの様子も、スピードスケート長野五輪金メダリスト清水宏保の解説付きのノーカットで振り返っている。
世界の強敵たちと競い合うこの国際大会で、解説の清水は「初の33秒台を狙いたいところ」としたレースだったが、コーナーで膨らんでしまい、自己ベストを出すことはできなかった。レース終了直後には、悔しそうな表情を浮かべる村上選手の姿も。
試合後のインタビューでは「この大会を目標に、いろいろ自分なりに調整してきたので、今回の結果は結果として受け止めて、来シーズン以降の結果になるような材料にしたい」と未来を見据えて答えている。
動画では、2年後の北京五輪を目指してのコメントも見られる。
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