お笑い界に空前の“ショートネタ”ブームを巻き起こした『爆笑レッドカーペット』が、8月11日(月・祝)に11年ぶりとなる奇跡の復活を遂げます。
往年の常連芸人から、番組初登場の新世代芸人まで総勢60組の芸人が、“一瞬で笑える”怒涛のショートネタを大連発。MCを務める高橋克実さんと今田耕司さんも「皆が興奮していた」と大盛り上がりだったと語る番組の収録の裏側とは?
収録を終えたばかりで興奮冷めやらない高橋さんと今田さんに、久々の番組復活の感想と見どころを聞きました。
フジテレビの“レスキュー番組”!?「そろそろ出番かな?とは思っていました」
――60組が登場するという長時間の収録でしたが、いかがでしたか?
今田:もうめちゃくちゃ面白かったですね!明るくていい空気が充満していて、こちらの気持ちも明るくなる。見ていただいた方にも同じような気持ちになってもらえると思います。
高橋:我々もそうですが、出演者とゲストの皆さん、会場のお客さんの熱気がすごかった。テンションも高ければジャンプの位置も高いし、叫び声もかすれてくるし(笑)。久しぶりにレッドカーペットが横に流れていく感じに皆が興奮していましたね。

――改めて感じたこの番組の魅力は?
今田:この番組が始まった時もそうだったんですが、フジテレビに何かあった時に出てくる番組だという(笑)。2007年に『発掘!あるある大事典II』が突然終了して、「何かないか」ということで、不定期だったこの番組が一挙にゴールデンに踊り出るというね。なので、昨今の状況を見ていて「そろそろ出番かな?」とは思っていました。元々、“レスキュー番組”って言ってましたから。
※『爆笑レッドカーペット』は、2008年4月から2010年8月までレギュラー放送され、2014年までは再び不定期特番として放送。2018年1月1日に『第51回爆笑ヒットパレード2018』内で「新春レッドカーペット」コーナーとして4年ぶりに復活。
高橋:(コーナーとして復活した2018年の)正月は年明けの朝方から今田さんと着物を着てね。今着ているこの着物は正月にやってたそれをそのまま使ったんですよね。
今田:そうなんです。なので、今回もまたこれで何かのきっかけになれば。本当にほんとにもう、これオンエアさえされたらスポンサーも2、3社帰ってきてくださると信じてます!
「全部で60発のネタが上がる、ショート動画の夏花火」
――以前のレギュラーの時と「変わったな」と感じた部分はありますか?
今田:狩野英孝なんて、このレッドカーペットでイケメンネタでブレイクして、人生でいろいろなことがあって…今日この場でピンネタを見た時には胸が熱くなりましたね。人生っていうのは、その時は最悪でも頑張っていれば、やり続けていればどんどん変わっていく。狩野英孝の1人コントを見ながら、そんなことを噛み締めていました。すごく輝いていたし、かっこよかった。
高橋:当時に出てくれていたナイツやチョコレートプラネットとかも今回出てくれて。今やもう皆さん冠番組を持っているのに、11年経ってまたこうやって出てくれた。今やいろいろなものを背負っているわけで、あの時とはまた違うエネルギーと迫力を感じましたね。
今田:しかも、どんな売れっ子でもちょっと緊張していることに気付いてしまいましたよね(笑)。

下段左から)ナイツ、ななまがり、バッテリィズ、フルーツポンチ、柳原可奈子Ⓒフジテレビ
――逆に「変わらない」と感じたところは?
今田:それはもう皆の面白さですね。あと、これは本当にフジテレビにしかできないことだと思いますが、「いかにレッドカーペットをスムーズに移動できるか」をこだわっている。改めて底力というか、バラエティをやる時のすごさというのを感じました。
高橋:あのベルトコンベアもずっと同じのを使っているんでしょう?よくもっているよねって、さっきも話をしていて。
今田:「いつか復活するかも」と、誰かが年に何回かは手入れをして回していたんじゃないかって。
高橋:さっき撮影のためにレッドカーペットに立ってみたら、経年劣化なのか白い線が結構入っていて。歴史を感じてちょっと感動しちゃいました。
――それでは、楽しみにしている視聴者に向けてメッセージを!
今田:まさか、TikTokとかショート動画とかが流行る時代が来るとは…まさにショート動画の先駆け中の先駆けなんじゃない?だから、今の若い人たちに絶対に合うと思います。
高橋:ピューッて終わっちゃうから。特に10連発ネタなんてうちの子どももそうですが、子どもたちは大喜びすると思います。
今田:フェスみたいな熱気もあるし、夏休みにピッタリのコンテンツだと思うので、家族そろって見ていただきたいです。
高橋:もう本当に夏祭り、全部で60発のネタが上がる夏花火です。明るくて幸せな気持ちになりますので、ぜひご覧ください。
