モノマネ番組におけるご本人登場の歴史は古く、一説によると鎌倉時代にお調子者の農民が、琵琶法師のモノマネで平家物語を歌った際に、本物の琵琶法師に後ろから琵琶で叩かれたことがルーツなのだとか。

もともとドッキリとしての演出でしたが、最近は予定調和の様相を呈し、「家に帰るまでが遠足」のように、「ご本人登場までがモノマネ」となっています。

伝統と実績に裏づけされた由緒ある登場芸を、例文で学んでみませんか?  

今週は「ご本人登場」というフレーズを英語で紹介。

「ご本人登場」とは、日本のモノマネ番組を理解する上で最も重要な概念のひとつです。

これを英語でいうと…

‘The actual person showing up’ is one of the most important concepts to understand Japanese impersonation shows.

Point:The actual person showing up=ご本人登場

モノマネをするそっくりさんは、もちろん日本だけの文化ではありません。

トランプ大統領と金正恩委員長のそっくりさんは世界中で話題になりましたし、政治家に限らず幅広いジャンルで人気です。

エルビス・プレスリーのそっくりさんコンテストは8月に毎年行われ、世界中から応募があるそうで、なんと日本予選も行われています。

ちなみにギネス記録では、エルビス・プレスリーのそっくりさんが895人集まり、名曲”Can’t Help Falling in Love”を一斉に歌ったという記録があります。

他にはレディー・ガガのそっくりさんが121人が集まった記録と、ABBAのそっくりさん368人(92バンド)が同時に歌ったという記録も。

意外と少ない人数でギネス記録となるんですね。

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