5月24日(日)に放送されたラジオ番組「TOKYO FM サンデースペシャル 言ってよ、千葉くん」に、自身が主演を務めたドラマ『いいね!光源氏くん』(NHK)の最終回を迎えたばかりの人気俳優・千葉雄大が登場。番組名が若干似ていることにも触れつつ、今回の放送をスタートさせた。
自粛期間は“バレエ”と“ピアノ”に挑戦!
番組では事前に「千葉雄大に喝を入れて欲しいこと」「千葉雄大に相談したいお悩み」「千葉雄大に伝えたいことなんでも(フツオタ)」を募集。リスナーからはなんと1300通以上のメールが届いたという。
番組で自粛期間中の過ごし方について聞かれた千葉は、バレエやピアノを楽しんでいることを明かした。また、将来は「千葉フェス」を開催したいと公言しているほど音楽好きの千葉だが、リスナーからは呼んでみたいアーティストについて聞かれる場面も。
以下、リスナーと千葉とのやり取りを紹介する。
――30代女性ですが、独身であることについてプレッシャーを感じています。励ましてください。
「ちょっと気持ちわからなくもないですよね、僕も30代として。でも、僕は自分のペースがあるし、結婚や妊娠は幸せなことだけど、それ以外の幸せもいっぱいあると思うから、“あんまりプレッシャーをかけないでください”と言い続けたら言われなくなりましたので。
口に出して自分の気持ちを伝えるというのは大切だと思うし、自分のペースでいいと思いますのでそんなに気にしないでください。大丈夫ですよ。友達とかと比べることってありますよね。僕も人と比べることはあったけど、最近はそれってあまりいいことないと思うので、“自分は自分”と思うようにしてます」
――自粛期間中のタイムスケジュールについて教えてください。
「一日中ベッドの上にいる日もあるし、活動的な日は朝ごはん作って、ちょっと運動してシャワー浴びて、英語を勉強したりとか。あと今オンラインでバレエのレッスンを受けたりとか。あとピアノ買ったんですけど、ピアノを弾いたりとかしてますかね。でも難しいですよね、“あれやろう、これやろう”と一生懸命頑張れる日もあれば、なんもしたくないなっていう日もあるし。やることリストを作ってチェックつけながら一つ一つやってったりとかはしてますね」
――いつか「千葉フェス」に呼んでみたいアーティストは誰ですか?
「ストレイテナーというバンドが好きなんですけど、ボーカルのホリエさんとは、いいお兄ちゃんという感じで仲良くさせていただいてて、マストで出てほしいですよね!」
大人との会話が苦手な新社会人へエール「人に興味を持つことを大事にして」
続いて、千葉雄大が“師範”となって全力で喝を入れるコーナーへ。
“好きな気持ちが続かず短い期間で別れることが多く、将来に不安を抱えている”という悩みに対しては「焦るな!」と喝を入れた。
「わかるっちゃわかるんですよね。人を好きになれるって奇跡だと僕は思ってて。素敵じゃないですか。一人では気付けなかった気持ちとか知らない景色が見えることもあると思うから。
だけど、ん〜。焦ると自分を責めがちじゃないですか、僕はそうなんですけど。本当に好きな人と結婚したほうが幸せになれると思うし、そういう人がきっと現れると思うので焦らないでほしいなと思います。応援してますので頑張ってください!」
今年から新社会人になったというリスナーからは、“大人と話すのが苦手で、笑ってごまかしてしまう”という投稿が。千葉は「大丈夫!なんとかなる!」と一喝し、千葉が対人関係において大切にしている持論を明かした。
「僕個人的には、笑ってごまかすというのは、人に対して嫌な気持ちにさせないようにという優しい思いからだと思うので、素晴らしいことだと思うんですけど。でも、そうやってごまかしたくないというのだったら、正直やらなくてもいいと思います。
例えば、苦手な人とお話するときに、“興味を持つ”ということを僕は大事にしていて。嫌だなってことを言われたりされたりしたときは、「この人はなんでそんなことしたのかな?」とか考えると意外と理由があったりとか。もちろん、理由の無い嫌な人もいますけどね。
だから、“人に興味を持つ”というのは一歩前進かもしれないし、好きなところが見つかるかもしれないですね。でもどうしても無理な時は、自分からは話しかけないで、話しかけられたときにだけ話せば、あまり誰も傷つけず、自分も傷つかないで済むと思います」
子どもと離れて仕事に従事する母親へエール
さらに、緊急事態宣言が解除されていない地域(※放送当時現在)で、子どもと離れて仕事に従事する母親からのメッセージに対しては、熱いエールで激励した。
――初めてのお店に飛び込む時、緊張しないためには?
「自分の中で設定を作って、セレブごっこをするんです。“こう見えてお金持ってま〜す!”っていうプレイをすると、ちょっと自信を持てる時があります(笑)」
――今の夢はなんですか?
「キャンプがしたいです。あとは一軒家に住んだことが無いんですけど、一軒家を買うっていうのは夢ではありますね。あとは、早くお芝居がしたいなっていうのは一番思うかな。いつかパワーアップした姿をお見せできるように前向きに頑張っていきますので、皆さんも頑張っていきましょうね」
――緊急事態宣言下の地域で、実家に子どもを預け、休むことのできない仕事をしている母親です。“頑張れ!”と言ってほしいです。
「僕たちの生活に必要なお仕事をされている方たちに、すごく“ありがとう”と思ったし、きっと、お子さんたちも、成長した姿を見せようと思っているかもしれないですよ?この期間で、僕は家の掃除をまめにするようになって、そのときにふと、自分が子どもの時に(掃除の)お手伝いをしていたことを思い出したんですよ。
当時は“やってた”気になってたんだけど、子どもがやっても綺麗になるってことは、僕のお母さんが普段から細かいところまで綺麗にしてくれていたからなのかなって気づいて、“ありがとう”って思いました。
お子さんも離れている間に成長しているかもしれないですよ。だから、会った時にいっぱい甘えさせてあげたりとか、一緒に美味しいもの食べたりとか、そういう時間を楽しみに過ごせたら良いんじゃないかなって思います。頑張れ!」
55分間の放送を終えた千葉は「皆さんが悩んでらっしゃることとかを送ってくださったのがすごく嬉しくて。溜め込んでいる方が吐き出すことによって前向きな気持ちになってくれたら良いなと思います。本当にたくさんのメッセージをありがとうございました。皆さん、自分の好きなように、居心地がいいように、過ごしてください。お仕事を頑張ってくださっている方、本当にありがとうございます。応援していますし、大好きです」と感謝しきっている様子だった。
その後、TOKYO FM のTwitterに以下のコメント(※原文ママ)を寄せた。
「お聴きくださってありがとうございました。 自分を甘やかしたり、ケツ叩いたり、あげぇなテンションでご機嫌とっていきましょ。 少しでも、みなさまのおたのしみとなっていたら、 好きがこぼれ落ちます。またどこかで。 (千葉雄大より) 」