「努力した実績を積み上げていった」という20代。「ネタをやってウケた時が1番うれしくて楽しい」と芸人らしい笑顔を見せるアンゴラ村長さんの30代の野望について聞きました。
30代の野望は「“普通界のパイオニア”になりたい」
――5月で31歳を迎えました。改めて、にゃんこスターがブレイクした20代を振り返ってみて、そして30代はどのように過ごしたいと思っていますか。
20代は自分に自信がなくて、実力不足を痛感することが多かったですね。毎月3本の新ネタを下ろすライブやろうとか、週に1回note(クリエイターが投稿できるメディアプラットフォーム)を書いて文章の技術を磨くといった積み重ねで、自分に自信が持てるようになりました。努力した実績を積み上げていったので、30代も継続していけたらと。
でも、これまで自分のことは自分が一番客観視できている気でいましたが、30歳になるタイミングで突然オファーされて思いもよらず出すことになった写真集がヒットしたので「もう30代だから」と安心する方ばかりを選ばず、自分の中で納得できたことは果敢に挑戦してみようかなという気持ちです。

――そのバイタリティを支えるものは何なのでしょうか?
芸人って、人から元気を直接もらえる仕事だなと常々思っています。先月の単独ライブの準備がめちゃくちゃ大変で、2ヵ月ぐらい前から毎日必死で準備して、7ネタ作って、映像も自分で撮って編集もして。本当に大変でしたが、お客さんがすごく笑って盛り上がってくれて、「1秒も笑ってない瞬間がなかった」と言われた時は、その苦労もじゅわ~っと消えていって、頑張ってよかったなって。
お客さんを楽しませようとパワーをあげて、お客さんも笑い声とか言葉でパワーをくれて。人間と人間が与え合ってもらい合う、すごい仕事をしているんだなと改めて思ったんです。私の場合は、目の前の人を笑顔にしたいとか、絶対にこれで笑わせたいみたいなのが原動力になっているのかもしれないです。やっぱり、ネタをやってウケた時が1番うれしくて楽しいので。

――それでは、最後に今後の目標を教えてください。
もちろん『キングオブコント』で優勝したいという気持ちもあるし、ネタを作ることはやりつつ、“普通界のパイオニア”みたいになりたいという気持ちがあります。
グラビアをすることで、お笑いに支障が出ないかと不安だったんですけれど、やってみて支障は出ないという結論になりました。普通の体型でいることや自分らしくいることは悪いことじゃないよねというメッセージが広がったらうれしいなと思います。
スタイリング/小西沙良
ヘアメイク/鈴木かれん
トップス¥12650・スカート¥12900/COHINA
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