ライブ、音楽を大事にするSixTONES。その原動力は?

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2月25日(金)の『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(フジテレビ)は、ジャニーズの6人組グループSixTONES特集の最終話が放送されます。

今年1月5日に発売された2ndアルバム「CITY」は、初週47万枚を売り上げ、初登場1位を記録。そんな話題の2ndアルバムをひっさげ、全国9都市で開催中のライブツアー「Feel da CITY」。その幕開けを飾った横浜アリーナ公演に番組が密着しました。

さらには、SixTONESを形作る、それぞれの原点にも迫ります。彼らを音楽へと突き動かす原動力、そしてライブにかける思いとは。

構成に“らしさ”が足りず「ぬるいっすね」

ライブ初日のおよそ1ヵ月前。稽古場では、本番に向け最終リハーサルが行われていました。

およそ2時間、オープニングから最後の曲まで初めて通しでパフォーマンスした6人。スタッフから実際に通した感想を問われたメンバーは「ちょっとぬるいっすね」「締まりがないかな」と思いを口に。

グループ最年少の森本慎太郎さんは「全体を通して、SixTONESのライブに来たな感をあんまり感じなかった」と、手応えをつかめていない気持ちを率直にぶつけます。

この時点では体力面を考慮したライブ構成案だったが、それでは「SixTONESらしい勢いが足りない…」。これは他のメンバーも同じ気持ちであり、話し合いの末、曲順を変更し、激しい曲で畳みかける攻めの構成で勝負することに。

体力面への配慮を捨ててでも、求めるのはSixTONESらしいライブ。そうした思いの根源は、グループの成り立ちに深く関わるものでした。

「デビューできなくてもライブができていたら」と話していた過去

SixTONESは、メンバー全員がジャニーズJr.歴10年を超えます。2015年のグループ結成以来、絶大な人気を誇り、長年デビューをささやかれながらも、その夢はなかなかかなわずにいました。

そんな先が見えない彼らにとって、ライブはファンの反応を知る唯一の場所。こうした背景から生まれたのが、観客と一体となりライブを全力で楽しむこと。彼らのダイナミックなパフォーマンスと全身から余すことなく発せられる熱量は、やがて会場全体を熱狂の渦へと巻き込んでいきます。

それが、SixTONESのライブスタイル。念願のCDデビューを果たした今でも、その姿勢が変わることはありません。ジェシーさんは「やっぱり俺たちはライブが好きなんで。デビューできなくてもライブができていたらいいか、って会話したこともある」と語ります。

ライブこそが彼らの生き様であると証明するかのように、6人は凝縮させたエネルギーを、観客に向け全力で解き放つ。そんなSixTONESのライブツアーが、いよいよ幕を開けます。