フジテレビ・スケート班が取材した動画を毎日配信!vol.64

新型コロナウイルスの世界感染拡大を受け、スケート界のさまざまな大会が休止になったまま2019-2020シーズンが終了。選手たちの活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・スケート班が取材した動画が3月23日から配信されている。

シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場。フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。

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駆け引きあり、転倒あり、大逆転ありの「氷上のサバイバルレース」

今回は、「第41回全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会」(以下、「全日本選手権」)、「第30回全日本ショートトラックスピードスケート距離別選手権大会」の中から、フジテレビスケート班が厳選した名レースを紹介する「2019年 ショートトラック フジスケ厳選名勝負 Part①」。

ショートトラックは、「氷上のサバイバルレース」と呼ばれ、駆け引きあり、転倒あり、大逆転ありの、最後まで目が離せないレース展開が魅力。

Part① では、日本のエース・吉永一樹選手のレースに注目する。

日本のエース・吉永一貴選手の名勝負!

吉永選手は、2018年の平昌オリンピック代表で、同年の「ワールドカップ カルガリー大会」では、1500mで日本男子17季ぶりの優勝を果たした日本のエースだ。

2番手をキープするも残り4周で抜かれ「最後の最後が厳しいレース」に

2019年1月、「全日本選手権」での男子1500m、A決勝に進出した吉永選手。

スタート直前の様子。10人の選手がしのぎを削る

スタートからしばらくは後方につけていたが、残り10周に差し掛かるあたりでスピードを上げ、残り8周で2番手に浮上。

残り7周時点で、2番手をキープしている吉永選手

だが、残り4周の時点で3番手にいた渡邊啓太選手に抜かれてしまい…。

中央の52番が渡邊啓太選手。続く53番が吉永選手

レースは、残り0.5周のところでトップに立った吉永選手が勝利。最後の最後まで誰が勝つかわからない、手に汗握る展開となった。

試合後のインタビューで吉永選手は…。

吉永選手:10人(でのレース)なので、確実に、できるだけ前にいなくちゃいけないという状況が生まれてくるので、自然と順位争いが激しくなってくる中で、自分がどれだけ先頭に近いところで順位をキープできるかっていうところを意識しながらやっていました。

勝てたものの、もうちょっと考えないといけないというか、改善しないといけない部分というのも見つかったので、すごく良いレースだったかなと思います。

展開について聞かれると、渡邊選手との攻防について明かし、勝ったものの、反省点を口に。さらに、「自分が目指しているところへ行くには、トップをとり続けることが重要」と勝つことへの執念をのぞかせる。

息をのむレース展開は、こちらの動画をチェック!