2月12日(土)19時より、フジテレビでは『北京オリンピック ジャンプ男子ラージヒル決勝』が放送されます。

「北京2022オリンピック」で、今大会初の日本人金メダリストとなった小林陵侑選手。

ノーマルヒルに続き、2月12日(土)に行われるラージヒルで2冠を狙います。

小林選手が得意とするラージヒルは、ノーマルヒルとはヒルサイズが格段に違い、スピードも距離も出るため体への負担も大きい競技。 天才ジャンパーがどのように攻略するのでしょうか。

ノーマルヒル金メダルの小林陵侑選手
写真:アフロ

小林選手の金メダルの行方を、冬季オリンピック史上最多8回出場している、現役アスリートであり、小林選手の師でもある”レジェンド”葛西紀明さんに聞きました。

(※)葛西の「葛」は、中が「ヒ」が正しい表記

<葛西紀明 コメント>

――いよいよラージヒル決勝、ノーマルヒルと競技としての違いは?

ノーマルヒルよりスケールの大きなジャンプが見られますが、大ジャンプの分、テレマークを決めるのも難しい。大ジャンプとテレマークの両立が求められます。

――小林陵侑選手本人は、「ラージヒルの方が得意」と言っています。

ラージヒルは、ノーマルヒルと比べてスピード、風圧、風力すべてが大きくなります。陵侑は、それらを活かせる技術力が非常に高いです。

――予選は9位。小林陵侑選手のジャンプの良かったところ、課題は?

テレマークはしっかり決まっていました。頭の切り替えが早い選手なので、少しの修正さえすれば、絶対大丈夫です。

――決勝で小林陵侑選手のライバルとなりそうな選手は?

ノルウェーのグラネルード選手と、リンドヴィーク選手ですね。W杯でも好成績をおさめていますし、テイクオフ時の力の伝え方がとても上手いですね。

――ズバリ、小林陵侑選手が金メダルを獲る確率は?

予選のままでは、60%ですけど、うまく切り替えることができれば確率はぐっと高くなります。

――改めて、決勝の見どころを教えてください。

飛距離が一緒なら、差が出るのはテレマーク。陵侑は、このテレマークが非常に得意なので、2個目の金メダルをぜひ一緒に見届けましょう!

葛西紀明
1972年生まれの49歳。冬季オリンピック史上最多8回(アルベールビル、リレハンメル、長野、ソルトレイクシティ、トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌)に出場している現役のレジェンドアスリート。オリンピックでは、1994リレハンメルオリンピックの団体ラージヒルで銀メダル、2014ソチオリンピックでは個人ラージヒルで銀メダル、団体ラージヒルで銅メダルを獲得している。同じチームに所属する小林陵侑選手とは、チーム監督と選手という師弟関係。

写真:アフロ

<番組概要>

『北京オリンピック ジャンプ男子ラージヒル決勝』

放送日時:2月12日(土)19時~

出演者:

フジテレビ系 北京2022オリンピック メインキャスター:

村上信五

宮司愛海(フジテレビアナウンサー)

冬のレジェンド コメンテーター:葛西紀明 

ジャンプ会場:内田嶺衣奈(フジテレビアナウンサー)

ゲスト解説:加藤条治 

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/beijing2022/