『Anime Expo 2025』に出展!
7月3日(木)~7月6日、ロサンゼルスで開催中の『Anime Expo 2025』に、本作も出展。
第1話の先行上映に加え、原作者・Leeanne M. Krecicさん、冨安大貴監督、坂本美南香プロデューサー、菅原花プロデューサー、Heather Hornプロデューサーが登壇し、作品制作の舞台裏やグローバル展開への思いを語る「『Let’s Play』スペシャルプレミア with the Creators」が行われました。

Anime Expo®
原作者のLeeanneさんは「実際のYouTuberがファンメイドのゲームをプレイした際、怒って途中でプレイをやめたのを見て『もし、その配信者とゲーム開発者が直接会ったらどうなるだろう?』と思い、今回の作品の発想が生まれました」と制作の原点を語りました。
冨安監督は、アニメ化するにあたり意識したこととして「私自身がこの作品に携わるまで、アメリカ文化にあまり詳しくなかったのですが、原作を読んで、サムが自分の思っていたステレオタイプのアメリカ人女性とは異なり内向的に描かれていたため、アメリカの読者にこういう作品が受け入れられるんだなと思い、日本でアニメを制作をしてきた自分でもディレクションできるなと手ごたえを感じました」と語りました。
また、日本とアメリカ、両国の視聴者を意識した制作面の工夫について、坂本プロデューサーは「大きく気にした点は、キャラクターデザインで、日本人にも楽しむことができるようにと初めから相談してきました。原作者のLeeanneさんやHeatherさんには、キャラクターたちの魅力がしっかりと残るように1、2パーセントのサイズの調整まで見ていただきました」とコメント。
菅原プロデューサーは「アメリカのファンのみなさまに違和感を抱かれないよう、また日本のみなさんにアメリカの文化や雰囲気がしっかりと伝わるように、昨年のAnime Expoのタイミングで行ったロケハンで撮影した写真をもとに背景を描いたり、シナリオにもアメリカのニュアンスを落とし込むよう作りました」、Heatherプロデューサーは「もともと原作が大好きで、アニメ化したいとクランチロール内でずっと推してきました。アニメ化できることになった際、アメリカ文化として描かれるストーリーをどう日本のアニメに落とし込んでいくかをこだわってきました」と述べました。

本作の注目ポイントとして、冨安監督は「サムの飼い犬・バウザーの声優を考えた際に、私が携わっている『ポケットモンスター』で、鳴き声が一番うまい役者さんにお願いしました。ぜひ楽しみにしていてください」とコメント。
菅原プロデューサーは「詳しくはまだ言えないのですが、このアニメならではの音楽になっています。劇中に登場するゲーム『ルミネイト』の楽曲は、シティポップを意識して制作されています」と語り、本作への期待感を高めました。
イベントの最後には、冨安監督の描き下ろしイラストとサイン色紙のプレゼント企画や、Leeanneさんが「アニメ化したことにより、いままで見てきた日本のアニメに恩返しができたのではないか」と、涙ながらに語る場面も。

会場全体で「Let’s Play!」のかけ声とともに撮影した集合写真で、イベントは大きな盛り上がりのうちに幕を閉じました。
