──Season2の収録を経て、改めて感じたナズナの魅力を聞かせてください。
ナズナは、カッコいいときはすごくカッコいいし、恋バナをするときには照れて、コウくんとゲームをするときには子どもっぽくて。とにかくいろいろな要素を持ったキャラクターです。カリスマ性もあるけど、庶民感もあって。その相反する要素を持っているのが魅力かなと思います。
Season2の特に前半はギャグシーンで叫ぶことが多くて、後半は繊細な感情の動きが見えるシーンが多くなっていきます。そういうギャップを演じたことで、ナズナは思っていたよりも繊細さを持った子なんだと感じました。

──ナズナの魅力がより感じられるSeason2になったということですね。
そうですね。Season1では見られなかったナズナの一面を知ったというか、初めて演じるタイプのナズナがSeason2でたくさん出てきました。だからこそ、完成を見るまでは「大丈夫かな」と不安ですが、新しい表情をたくさん見ていただけると思うと楽しみでもあります。
雨宮天 佐藤元とのアフレコは“しっくりくる”
──今作で完成が楽しみなシーンやアフレコを楽しみにしていたシーンはありますか?
後半に描かれる部分ではありますが、鶯餡子(CV:沢城みゆき)との会話や戦うシーンのアフレコは楽しみでした。餡子はナズナにとっては大きな存在で、これまで以上に気持ちが揺れたり、苦しさを感じたりするので、最終的に映像でどうなるのかも楽しみにしています。

──コウとの距離感が今作ではさらに近づいているようですね。
お互いに遠慮がないし、親友みたいな感じでありながら、ふとしたときにドキッと恋愛要素が出てくる感じが、もう10年くらい友だちなんじゃないかという距離感ですよね。その辺りの空気感は以前と変わらないかもしれませんが、今作ではお互いにかけがえのない存在である感じが強くなっています。
特にナズナは行動や反応にその雰囲気が顕著に出ていて。コウくんの存在の大きさは見ている方にも伝わるかなと思います。
──佐藤さんとの久しぶりのアフレコはいかがでしたか?
元くんとは、前作が終わったあとも飲みに行ったり、お花見に行ったりしていましたし、私のライブを見に来てくれたこともあって。だから、人見知りせずに今作のアフレコに臨めました。
私も元くんも、それぞれのキャラクターに「また戻れるかな」という不安を実は抱えていて。でも、お互いにコウくんとナズナとして掛け合っていると、ちゃんとキャラクターに戻っていく感覚があったんです。“しっくりくる”という感じでしょうか。
今回、私が体調を崩して、1回アフレコをお休みしたことがありました。そのときに、元くんが1人でナズナとの掛け合いシーンを収録しなければいけなくなったのですが、「ちょっと違う」とリテイクをたくさんもらったそうなんです。
そういうこともあり、「ナズナがいることで、自分はコウになれる」ということを言ってくださって。お互いにそうなんだと思うと、うれしかったです。
