エンターテインメントの裏側に密着する番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』。Season4の第3弾として、なにわ男子が特集された。
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1月28日(金)の放送は、最終話のEpisode4「足跡のない未来」。
2021年11月に「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビューを果たした、関西発のグループ、なにわ男子。番組は、2018年の結成当初から3年余り、7人の姿を追ってきた。そんな彼らが、錚々たる先輩たちもともに東京ドームのステージに立つことに。そのリハーサルから本番の裏側に番組が完全密着。なにわ男子は、どんな思いでステージに立っていたのかが明かされた。
デビュー後初めての東京ドーム公演!振り付けの変化に戸惑い
2021年12月25日。CDデビュー後、彼らを取り巻く環境は大きく変化。この日は、「なにふぁむ大集合!~なにわと何する生Xmas2021~」と題し、初めてクリスマスに生配信。現場の規模はこれまでにないほど大きなものになっていた。
その状況に、リーダーの大橋和也は、「なにわ男子ができてから、ずっとこう(右肩上がり)なんです。それが怖くて。上があれば、落ちるときもあるから。落ちたときにみんなで力を合わせて乗り越えて、いい波を作れたらと思います」と、万が一の未来も見据え、力強く語った。
そんな彼らの力が試される時。2021年に初めて開催された「Johnny’s Festival~Thank you 2021 Hello 2022~」。嵐の松本潤が総合演出を務め、ジャニーズ事務所の13のデビュー組が顔を揃えるこのイベントで、なにわ男子は、初めて観客の前でデビュー曲を披露することになっていた。
イベント開催を数日後に控えたある日、リハーサルに臨むなにわ男子のもとに新しい濃いピンクの衣装が到着。なにわ男子の衣装担当・長尾謙杜は、「今の『初心LOVE』の衣装は薄い色じゃないですか。ドームに立つと(会場が)広い分、(見た目や印象が)薄れてしまうと思うんです。なんで、濃いピンクなら、パッと目がいくかな、と」と、松本から受けた衣装の変更理由を説明。続けて「潤くんが作ってくださる機会なんて、ないじゃないですか。ありがたいことだし、うれしいことなので、潤くんにお任せしますっていうのはお伝えして」と、松本が新しい衣装を用意してくれたと明かした。
そして、振り付けもドーム用にアレンジが加えられた。演出を生かすために、立ち位置や導線なども細かく指示される。藤原丈一郎は「(振りが体に)染みついてるから、いつも踊っている振りでも、『ここは踊らず、ここから踊る』ってなるとパニックになる」と言い、普段はなんでも器用にこなす高橋恭平も混乱し、「久々です、このきゅうきゅう感」と、戸惑う様子を見せていた。
松本の演出に応えるため、短時間で必死に振りを覚える姿にSNSは「みんなすごい…」「パニックって言いながら、本番で完ぺきな姿を見せてくれたなにわに感謝」と感激の声が。また、時間のない中で新調されたという衣装についても「松潤の提案だったんだ!」と番組放送前から話題となっていたが、「ちゃんと長尾くんに意図を説明してから作ってくれたことがもう…ありがたい」と、感謝するコメントが見られた。
松本潤からの細かい指示に食らいつくなにわ男子
1日だけの稽古で、ドームでのリハーサルを迎えた。映像を絡めた演出が肝になるため、松本から、ほんのわずかな重心のズレを指摘されるメンバー。決して妥協を許さないストイックなまでのこだわりに、プロとして舞台に立つ意味を改めて考えさせられる。
リハーサルを終えたあとも、メンバーは「導線(の確認)だけやったほうがいいかな」などと、自発的に集まり確認をしていく。そんな中、西畑大吾にある知らせが。「さっき言われたんです。松本くんが『最後(の曲紹介)やってもらうから』って…」と、イベントのラストにオールキャストで歌う「smile」の曲紹介を任されたのだ。
突然のことに戸惑いながらも気持ちを落ち着ける西畑に対し、「背負いすぎたらあかんで。重要なところやけど。大ちゃん(西畑)が間違えると、『smile』始まらへん」と、気にかけている風を装いプレッシャーをかける大西流星。これには西畑も「荷が重い~」と、不安げな表情を見せた。
大きな目標語るなにわ男子にファンも「ずっとついていく!」
そして、迎えた本番。出番直前、「楽しんでいきましょう」「出番が最後になりましたが、たくさんの先輩がいますけど、負けないように精一杯なにわ男子の『初心LOVE』を届けていきましょう!」と円陣を組む7人。
その出番は、結成当初からなにわ男子をプロデュースしてきた、関ジャニ∞の大倉忠義から「さあ続いては、2021年に新たに加わった、僕たちのかわいい後輩を紹介したいと思います。こちらご覧ください」と紹介されスタートした。
客席からの大きな拍手に包まれる中、「初心LOVE(うぶらぶ)」を満面の笑みで歌い上げるなにわ男子。関ジャニ∞、ジャニーズWESTらとトロッコに乗り「ダイヤモンドスマイル」も披露。彼らの歌声に、会場は熱気に包まれた。
その翌日、彼らは「ジャニーズカウントダウン」に出演。ジャニーズ事務所の恒例イベントで2022年を迎えた。
藤原:最高でした。次のステージに進んだっていうのを実感しました。
大橋:次の目標は、ここ(東京ドーム)でコンサートをしたいなって。京セラドームでもしたいし。
長尾:(グループの可能性は)無限大じゃないですか。ほかにないものを作っていけたらと思います。
高橋:『初心LOVE(うぶらぶ)』もファンの皆さんの前で初めて踊りを披露できたのでよかったなと思いますし、楽しかったですし、経験にもなりました。
大西:次何ができんねやろうっていうワクワク感がありながら活動できるのは、すごく楽しさでもありますし、このワクワク感がずっと続けばいいなと思います。
道枝:思い描いていた理想通りの道を歩ませていただいているので、そこはブレずにやっていけたらいいなと。友達、家族、お世話になった人が見てくれてると思うので、いいところを、かっこいいところ見せられるように頑張りたいなと思います。
西畑:人生楽しいですね。僕の人生は僕だけのもの。
CDデビューし、大きなステージに立ったなにわ男子は、まだ誰も歩いたことのない、足跡のない未来を目指して歩み始めた。彼らの物語はまだ始まったばかり。
ドームでの公演を終えた感想や、未来を見据え目標を語るメンバーにSNSでは「なにわちゃん、絶対ドーム行こうね!」「わたしもワクワクしながら応援してるよ!」「ずっとついていきます!」と決意するファンで盛り上がりを見せた。
次回、2月4日(金)は、SixTONESに密着。CDデビューから2年たった彼らが、「(デビューから)1年経ったら、勢いだけじゃどうにもならない」などと6人6様の思いを吐き出す。