フジテレビ・スケート班が取材した動画を毎日配信!Vol.79

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、カナダ・モントリオールで開催予定だった「世界フィギュアスケート選手権2020」が中止に。シーズンのクライマックスの舞台は失われ、様々な活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・スケート班が取材した動画が3月23日から配信されている。

シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場。フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。

<過去の記事一覧はこちら>

鍵山優真選手&佐藤 駿選手 リモート対談<後編>

今回は、2020年5月22日(金)に『Live News α』で放送された、鍵山優真選手と佐藤駿選手のリモート対談を、未公開部分も含めてお届けする後編。

鍵山選手&佐藤選手のリモート対談(前編)はこちら!

今年3月に行われた「世界ジュニアフィギュアスケート選手権2020」(以下、「世界ジュニア選手権」)の代表で、ともに高校2年生の仲良し“ゆましゅん”コンビに、自粛期間中の様子を聞いた。(2020年5月21日取材)

“おうち時間”は絵を描いたりゲームをしたり

――おうち時間はどのように過ごしていましたか?

鍵山選手:家ではゲームとか、最近は絵を描いたりしています。

――どのような絵を描くのですか?

鍵山選手:アニメのキャラクターの絵が中心なんですけど、最近は「鬼滅の刃」、僕が大好きな「ハイキュー!!」「NARUTO-ナルト-」 のキャラクターの絵を描いています。

そこで、鍵山選手に描いた絵を見せてもらうと…。とても上手な絵が披露され、佐藤選手は思わず「きれい!」と感激する。

見せてくれたのは「鬼滅の刃」の嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)と、「ハイキュー!!」の西谷夕(にしのや・ゆう)というキャラクターの絵。

佐藤選手が「プロ並みで、本当にすごいなと思いました」とコメントすると、鍵山選手は「他に描いてる人と比べるとまだまだなんですけど、少しずつ上達はしてると思っています」とはにかんだ。

――佐藤選手の“おうち時間”はいかがすか?

佐藤選手:家では友だちと(オンラインで)ゲームをしたり、LINEで会話したり。ほとんどがゲームですかね。

――ゲームが好きなんですか?

佐藤選手:はい、好きです。サッカーのゲームをみんなでやったり、バトルロワイヤルという(ジャンルの)ゲームをやったりしています。スポーツ系のゲームが結構好きです。

これを受け、インタビュアーが鍵山選手へ「佐藤選手と一緒にサッカーのゲームをしたらどうか」と提案。鍵山選手が「僕はそのゲームを(端末に)入れてないので、誘われたら、入れてやりたいと思います」と答えると、佐藤選手は「多分、絶対やらないと思います!」とツッコみ、2人で笑い合った。

「一番負けたくないライバル」「いい関係が築けている」

――改めて、お互いはどんな存在ですか

鍵山選手:氷の上ではライバルだと思っています。身近にいる人で、一番負けたくないと思えるライバルです。

佐藤選手:優真がいたからこそ、「一緒にがんばろう」となったり、普段よりも練習するようになったりして。もちろん親友でもあり、ライバルでもあり、とてもいい関係が築けていると思います。

――シニア転向への思いを聞かせてください。

鍵山選手:今シーズン(2019-20シーズン)は色々な試合をしてきて、「全日本(フィギュアスケート)選手権」や「四大陸(フィギュアスケート)選手権」も出て…。

自分はシニアでも戦える選手なんだと実感できたので、シニアに転向しようと思いました。

佐藤選手:シニアに転向しようと思ったきっかけは「ジュニアグランプリファイナル」で優勝できたことも一つです。

シニアの試合にはそんなに出ていなくて、活躍できるかどうかはまだちょっと…なんですけど、シニアに行くことでトップレベルの選手と戦うことになり、自分の意識も上がると思ったので、転向を決めました。

来シーズンの目標を聞くと「一言で言うと“挑戦”」(鍵山選手)、「世界のトップレベルの選手とも戦えるような技術を身に着けることが目標」(佐藤選手)と、それぞれの意気込みを語り、鍵山選手は夢の舞台、2022年2月に開催される「北京オリンピック」についても言及している。

リモートのタイムラグがあり“後出しじゃんけん”になってしまい…

動画の最後には、“エア握手”に苦戦する2人、“リモートじゃんけん”をする2人など、高校生らしい素顔が垣間見えるおまけ映像も。

とっても仲良しな2人のトークが見られる動画はこちらから!