1月21日(金)、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話 今夜は9時30分から飲ませてもらってますSP』が放送された。

今回のMCを務めたのは、松本人志とフットボールアワー(岩尾望、後藤輝基)。ゲストには、斉藤慎二(ジャングルポケット)、酒井美紀、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、槙野智章が登場した。

斉藤慎二「芸人は間違いなくモテる」

斉藤は、褒められるとついしてしまいがちな「謙遜」について持論を展開した。

芸人の中にはモテることを否定する人がいるが、斉藤は「モテますよ!芸人」とキッパリ。「面白い人と一緒にいると幸せ」「だから、芸人は間違いなくモテる」と主張し、それなのに「なぜ否定してしまうのか」と疑問に感じるのだという。

斉藤:例えば、淳さんは、政界に進出するわけですよね?この先。

淳:いや、いや、いや…。しないよ(笑)。

斉藤:しないわけないですって!

一同:(笑)

斉藤:これが、謙遜なんですよ!俺らは、騙されてるだけなんです!

一同:あははははは。

松本:(謙遜は)「もういい」と。「しんどい」と。

斉藤:淳さんは頭もいいし、政治家になったら間違いなく成功する方だと思うんです。だから、こういう番組を利用してそういうことをちゃんと言っていかないと!

松本:なはははははは。

淳:(笑)。

斉藤:「僕、違う、違う」とか。違うわけないじゃないですか。朝の番組にも出たりして、いつも回し(進行)に徹していた人間が、急にこうやってゲスト枠に出るようになったわけでしょ。

淳の否定の言葉も届かず、早口でまくしたてる斉藤。「政治家目指してるよ!!!」と断言したところで、みなが笑ってしまう。

淳:政治家になるんだったら、こんな番組…。いや、こんな番組って(笑)。

一同:(笑)

淳:政治家に近づかないでしょうよ、酔っ払って(この番組で)好き勝手しゃべっても。

後藤:(この番組で)素の部分を見せて、みたいな?

岩尾:街の声を聞きに来てる、みたいな?

斉藤:そう!だから、岩尾さんも…。

岩尾:(!)

斉藤:いろんなところで笑いをバンバンとってるじゃないですか。だから、もっと自信持ってやってほしいのよ!

松本:持ってるわ!

一同:(笑)

岩尾:もっとすごい人がいるから「俺なんて…」っていうのはある。

斉藤:こういう番組に呼ばれてるってことは、“成功してる”に近いはずなんですよ。だから、そういう人たちが言ってくれると、見てる側は「この人たち(のところ)までいけば、自分も芸人として認められるんだな」とか、目標ができるから。

松本:そっか。

斉藤:だから、後藤さんだって「回しすごい上手いですよね」って…。

後藤:(わざとらしく)いやぁ、そんなの大したことないですよ。

斉藤:(熱く反応して)じゃ、なんでレギュラー番組何本もやってんだって話ですよっ!!

一同:(笑)

斉藤は「先輩たちがゴールを見せてくれないと」「『まだまだ』って言われちゃうと、どこがゴールなのよって思っちゃう」と力説。

槙野智章「サッカー上手くない」に、斉藤「日本代表に入っとるっ!!」

さらに、その熱い思いは、芸人に対してだけではなく…。

斉藤:酒井さん、本当にお綺麗ですよね。

酒井:いえいえ…。

斉藤:これが、イヤなんですよ。誰がどう見ても綺麗じゃないですか。

こういう場合「ありがとうございます!そう言ってもらえるように、常日頃、磨いてるんですよ」と言ってほしいのだという。

斉藤:槙野さん、サッカー、めちゃくちゃ上手いじゃないですか。

槙野:上手くないですよ。

斉藤:いや、日本代表に入っとるっ!!

一同:(笑)

松本:今のは、まさにそうや。

斉藤:サッカー少年からしたら夢のような存在なんですから。そんな人たちが謙遜したら「じゃ、どうすればいいの?」ってなっちゃうんですよ!

松本は、「(謙遜するのは)日本人特有の奥ゆかしさなのかなぁ」と、斉藤の言いたいことには理解を示した様子。そしてここで、後藤が満を持して、口を開いた。

後藤:でもまぁ、ジャングルポケット、コントめっちゃおもろいもんな!

斉藤:(ノリノリで)そうですね!だから僕は、ほんとにコントに命かけてきたんで…。

松本:(静かに立ち上がって)いや、今のは否定する…。

斉藤:(ハッと我に返り)だから…こういうところ間違っちゃうんだよな(苦笑)。

一同:(笑)。

斉藤がせっかくのチャンスを生かせず、「『いや、そんなことないですよ』の一言で終われたのに」(後藤)、「『いいパスが行った!』と思ったら、全然…」(淳)と、みながっかり。

松本:壮大なフリやと思ったら…。

後藤:結構、大きめにわかりやすく言うたけどねぇ!

一同:あはははは!

斉藤:すみません、自分が言うことに熱くなって。全部忘れてました…。

松本が「もう、やだー、この人ぉ」と嘆く中、斉藤は「これをフリって言うんだ…」とぶつぶつ言いながら、反省していた。