北山宏光さんが、グループからの卒業を悩んでいた際にかけた電話の内容が明かされました。

北山さんの冠番組『北山宏光NEW WORLD』では、ロケに出て“やってみたかった”ことに挑戦し、新たな世界を体験する様子に密着。さらには“会いたかった”人や親友との真剣トークを繰り広げるコーナーと二つのパートで構成され、“等身大のリアル”を届けます。

5月27日に放送された、『北山宏光NEW WORLD』#3と#4のダイジェスト版では、旧知の仲のキャイ~ン・天野ひろゆきさん、ウド鈴木さんと茶道体験をし、街ブラロケとトークを楽しみました。

北山宏光が茶道&陶芸に初挑戦でキャイ~ンをおもてなし!

北山さんとキャイ~ンの2人は、かつて共演していた『もしもツアーズ』(フジテレビ)以来、3年ぶりとなる再会に大喜び。今回のテーマは「伝統文化を学ぶ」ということで、3人は「茶道(※ちゃどう)」に挑戦することに。

(※)茶道は流派によって作法が異なり、裏千家は「ちゃどう」、表千家は「さどう」と読む。

左から)北山宏光、キャイ~ン・ウド鈴木、天野ひろゆき

茶道は初挑戦という3人は、オープニングのはしゃぎっぷりから一転、まずは教えていただく「東籬庵(とうりあん)」の河田宗愛さんにうやうやしくあいさつ。ウドさんは「宗愛先生に憧れてこの世界に入りました」と軽くボケますが、河田さんに笑顔でかわされ笑いを誘います。

狭い「にじり口」から茶室(小間)への入り方を習いますが、一足先に茶室に足を踏み入れた北山さんは、笑いを挟めない空気を感じ取った様子で「そんな空気じゃない、ウドさん気付くと思うわ」とぼそり。

そして、舩越宗英さんから「お点前」の作法を教えてもらうと、北山さんは「お2人にお茶を振る舞いたいんですけど」と、キャイ~ンの2人をお茶でもてなしたいと語ります。

「向こう(亭主)側をやるってこと!?」と驚く2人を残して、北山さんは別室で特訓を受けることに。「この瞬間が最後だと思ってお茶を立ててください」と、お茶を立てる際の心構えから教えてもらいました。

実は、この茶会のための茶の湯茶碗を、セラミックアーティストの中野拓さんの指導のもと、事前に制作していた北山さん。

焼きあがった茶碗の出来に、河田さんも「優しいイメージの素敵なお茶碗ですね」と絶賛。北山さんも、茶碗を手で包むように持ち、釉薬のかかり具合を確認して「かっこいいすね」と完成度に自信を見せました。

いよいよ、おもてなしの茶会がスタート。丁寧な所作でお茶を立てていく北山さんからお茶を受け取った天野さんは「お点前頂戴いたします」とあいさつしていただき、茶碗をまじまじと見つめて「こちらはどちらの焼き物でございますか?」と質問。

「わたくし、自分で焼きました」という北山さんの回答に、天野さんは「どうりで、そこはかとなく品がございます」と返すと、北山さんは笑いをこらえます。

続いて、ウドさんもまじまじと茶碗を見つめて、「上から見ましたら琵琶湖を思い出しました」と遊び心が加えられた茶碗の形状の感想を伝えると、北山さんは堪えきれずに吹き出してから、「まったく関係はございません」と淡々と返しました。

コントのようなやり取りを静かに見守っていた河田さんは感心したようで、「素晴らしい問答でした」とコメントし、心の交流が見られた茶会を褒めたたえました。

「白紙の状態の時に…」北山宏光からの電話を天野ひろゆきが振り返る

ここからは3人で街へ繰り出し「街ブラロケ」を楽しむことに。

おしゃれな店構えのカスタムサンドウィッチ店『3deux1』に入店した3人。数あるメニューの中から北山さんは「ツナ&ナッツ×レッドチェダーチーズオムレツ」、天野さんは「帆立とグリンビーフのフランセーズクリームコロッケ×黒トリュフポテトサラダ」、ウドさんは「赤豚のプレゼ×スマッシュビーフ」をオーダー。

サンドウィッチが目の前に並べられると、「すごい!どれも正解!」と3人は大喜び。ウドさんも「牛肉の美味しさがギュウッと詰まって、美味しさブッタまげた!」と、軽快なギャグを飛ばすほど、テンションが上がります。

おなかいっぱいになったところで向かった先は、天野さんの後輩芸人・カピパラさんが営む鍼灸院「aman治療院」。

天野さんの「体のツボは分かるけれど、笑いのツボは分からない」という説明に大笑いの北山さんでしたが、実はカピパラさんは雑誌『Tarzan』が選ぶ「ゴッドハンド30人」に選ばれたこともある実力派。

北山さんは腰痛に効く施術を体験することに。腰に不安があるという北山さんは、「ライブ前とかは、ゆっくり温めながらストレッチをやらないと怖い」と吐露します。カピパラさんのゴッドハンドで腰をほぐされた北山さんは、気持ち良さそうな表情を浮かべていました。

最後に、訪れたのは1ヵ月間に3日だけオープンするという幻のチーズケーキ専門店「A WORKS」。

チーズプロフェッショナルの資格を持つ船瀬洋一郎さんと、高井香子さんに極上のチーズケーキを提供してもらった「メープルベーコンゴルゴンゾーラバスク」を北山さんは頬張ると、「初めて食べたかも、こういう味」と驚きの表情を浮かべました。

久々のロケを楽しんだ後はおしゃべりタイムへ。

デビューの頃から北山さんを知る天野さんは、「Kis-My-Ft2がグワーッと(売れて)いく様子も見て、これからどうなる!?って時に、みっちゃん(北山さん)から連絡きて。1人でやるのか、今の所属事務所でやるのか、白紙の状態の時に電話をくれた」と振り返ります。

その相談内容の責任重大さを感じ、「俺じゃないんじゃないか」と思ったという天野さんは、「居留守にしようと思った」とボケを挟みながらも、「みっちゃん個人でいうと、仕切り、司会、役者もあって、個でやりたいことが増えていった頃でしょ?」と理解を示します。

北山さんは「グループでいても、一応できるけれど」と前置きし、「それだけじゃなくて、社会になじむというか、そういう土台を40代から作っていかないと」と、自分で責任を背負って「いろいろクリエイティブしていきたい」とソロ活動への思いを明かしました。

ウドさんも、「考えると怖いしおっかないしさ。みんなのことを思いながら、北山くんが決めたことだからみんなも応援してると思う」と伝えると、北山さんは神妙な面持ちに。

同じく神妙な面持ちになっていた天野さんが「俺もみっちゃんに言われてさ、本当に1人で頑張っていこうと」とボケると、すかさずウドさんが「何でだよ!俺たち2人しかいないんだから」とツッコんで笑わせました。

(『北山宏光NEW WORLD』5月27日放送回より)