吉本興業所属の芸人が多数出演するオンラインイベント「よしもと芸人オンラインイベントお披露目会」が、6月24日(水)、Zoomを通して配信された。

今回のイベントは、「ウィズ(with)コロナ」時代に向け吉本興業が新たに始める「オンライン芸人派遣」事業を、全国の販売代理店へPRするために行われた。「漫才」「落語」「学園祭」「講演会」「ワークショップ」「ディスカッション」といった各ジャンルにおいて、派遣された芸人たちのネタやトークが展開される。

上段左から)稲田(アインシュタイン)、河井(アインシュタイン)、タケト
中段左から)リリー(見取り図)、りんたろー。(EXIT)、盛山(見取り図)
下段)兼近(EXIT)

イベントは、EXIT、アインシュタイン、見取り図、そしてMCのタケトによる「模擬学園祭」のコーナーからスタート。大学の文化祭でのネタ披露ステージが、オンラインでも可能になる、ということをデモンストレーションする企画だ。

トップバッターを担ったのはEXIT。「学生を喜ばせるには歌が1番」と、2人でとある童謡を熱唱。途中でシンガーソングライター・瑛人の楽曲「香水」を歌うなど、積極的に流行を取り入れる“EXITらしさ”を覗かせた。

コンビの間にはアクリル板が設置され、ソーシャルディスタンスを確保
兼近の独特すぎる息継ぎにりんたろー。大爆笑

続く見取り図は、「しりとり」を用いたネタを披露。そしてトリを務めたアインシュタインは、バンドマンへ憧れを抱き、視聴者にコール&レスポンスを要求する稲田に「何も聞こえてこんわ!」と河井がツッコみ、オンライン配信で直接の反応が得られないことを逆手に取った笑いを展開した。

見取り図は大阪から参加

オンラインでのネタ披露という新鮮な試みを終えた感想を聞かれ、「久しぶりの『ザイマン(漫才)』だったのでめっちゃ楽しかったです」と兼近。盛山は、ネタのツッコミでも時折「代理店の皆さん」と呼びかけて露骨に媚を売っていたが、ここでも「代理店の皆さまに伝わったかなと思います」と猛アピール。

学生とのトークセッションのコーナーに移り、ゲストとして白百合女子大学の学園祭実行委員・サクマさんが登場すると、一同「かわいい!」と大喜び。そんな中、稲田は「…元カノやん!!!」と唐突な大ウソで爆笑を呼んだ。

女子大の学生にも人気の高いEXITを学園祭に呼びたいと話すサクマさんに、他の芸人たちは「人気なの、兼近だけでしょ?」と茶々を入れる。これにはりんたろー。も「いやいや何言ってんの、ファンの子たちのほとんどは俺の“顔ファン”だから」と反撃していた。

最後に芸人たちから学生へ、「コロナ禍を乗り切る」アドバイスを送ることに。

「この先どうなるかわからないし、自分のことを第一に考えて、“手越キャバクラ”に務めるなんてどう?」という兼近の、時事ネタを織り交ぜた発言に一同大爆笑。そして「こういう時だからこそ、自分を高めていく機会に」とアドバイスを送ったりんたろー。には「アスリートか!」とツッコミが。

続く盛山は「リモートでのやり取りも多くなると思うので、“せいや”みたいにならないように…」と、ファンとのビデオ通話でのトラブルが話題になっている霜降り明星・せいやをいじって笑いを誘った