藤原竜也と松山ケンイチがW主演を務める映画「ノイズ」のジャパンプレミアが、1月11日(火)に行われ、共演の神木隆之介、黒木華、伊藤歩、永瀬正敏、監督の廣木隆一と共に藤原と松山が登壇した。

本作は、筒井哲也による人気コミック「ノイズ【noise】」が原作。主人公たちが凶悪犯を誤って殺してしまい、死体を隠すところから始まるという新感覚サスペンス。

<神木隆之介、ネタバレを避けて映画の魅力をアピールするも「あれ?ダメだった?」>

イベントでは、ステージ上に用意されたカードをめくり、それに書かれたお題に答えていく「質問カードトーク」を実施。

まず、「現場で緊迫感が最高に高まった瞬間」のお題に対して、松山は「ワンカットで長回しのシーンは全部そうだったなと思いますけど、柄本明さんとのシーンが、予想外に違う緊迫感があったというか…。現場のスタッフの空気も今までと全然違っていたので、映画を見ていただいた方の反応を楽しみにしています」と回答。

神木は、「ワンカットのシーンの話になってしまうんですけど、『ここ全部、最初から最後までやる』と聞いたときは、緊張感が最高潮になりました。シーンの中で争ったり、絶望したりと、いろんな感情が渦巻くのを一連で撮るというのが、僕の中で『大丈夫かな?保つかな?』という反面、『よし頑張ろう』と。そのワンカットに全てをかけるということで緊迫感が上がりました」と答えた。

藤原も、「ワンカットのシーンというと、クライマックスのシーンが印象的ですね。『撮影で24時を超えるかな?』と思っていたんですが、監督がお昼過ぎくらいのリハーサルで、『(このシーン)ワンカットでいけるんじゃないかな』と。ナイトシーンだったので、18時からの撮影だったんですけど、19時半くらいには撮影が終わってました。監督が『よし、ワンカットでいこう』といった瞬間に、うわっと空気が変わる瞬間があり、全キャスト、スタッフの士気が上がりました」と振り返った。

次に、松山が引いたお題は「みなさんが思うヤバかったシーンは?」。

永瀬は、「ヤバかったシーンだらけですけど、俳優部のテントで『(ラストシーンは)ワンカットか…』と思ってコーヒーを飲んでいたら、松山くんと藤原くんが目の前で自主トレを始めて、緊張が走りましたね。いろんな要素がこの映画には、散りばめられているので、緊張感は観客にも伝わっていくんじゃないかなと思います。撮影で(藤原、松山、神木の)3人の目つきが、どんどん変わっていくというのもヤバかったですね」と明かした。

最後に神木がカードを引くと、お題は「この場を借りて藤原さんに聞いてみたいこと」。

伊藤が、「いつも緊張されない感じなので、一番緊張したシーンは?」と質問すると、藤原は「本作で言うと、僕が経営している農園に、テレビ局が来て宣伝するというシーンがあるんです。そのシーンのセリフを修正した改訂稿という台本が、演出部のミスかなんかで、撮影の15分前まで届かなかったんです。なので、その撮影は一番緊張しました。あれは、芝居じゃなかったですね」と明かし、廣木監督は「知らなかった」と驚いた。

最後に、「今年の抱負と締めの言葉」をリクエストされると神木は「2022年も体調に気を付けて、できるだけ笑顔で過ごしていきたいと思っています、みなさんもそうであれ、と心から祈っています。個人的には竜也さんや松ケンさんみたいな覇気が出たらいいなと思いながら仕事を頑張っています。ぜひ映画を楽しみにしていただけたら嬉しいです」とコメント。

松山は、「今年の抱負は…いろんなことにチャレンジし続けるというのはもちろんなんですけど、自分のペースを乱さずにやっていくことが大事だと思っています。今日はお越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました」と語った。

藤原は、「大変な状況が続きますけれども、この映画を1人でも多くの人に見ていただいて、『楽しかった。おもしろかった』と言っていただければと思います。何年も同じことを言っている気がしますが、もう少しみなさんで手を合わせて頑張っていきましょう」と締めくくった。

映画「ノイズ」は、1月28日(金)より、全国ロードショー。
©筒井哲也/集英社©2022年映画「ノイズ」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画

最新情報は、映画「ノイズ」の公式サイトまで。