エンターテインメントの裏側に密着する番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』。Season4の第3弾として、なにわ男子の特集がスタートした。

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1月8日(金)の放送は、Episode1「ひとり立ち」。

2021年11月12日に「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビューを果たした、なにわ男子。番組は、グループが結成した当初から約3年にわたり密着してきた。関ジャニ∞の大倉忠義にプロデュースをしてもらい、活動の幅を広げてきた彼らは、デビューという夢をつかみ取るために何を思い活動していたのか。7人が交わした熱く、強い思いと“自立の時”に迫る。

メンバーそれぞれが、個性を生かしてツアーに臨む

2021年3月。デビュー前のジャニーズJr.としては異例の、全国8ヵ所を巡る単独アリーナツアー「なにわ男子 First Arena Tour 2021 #なにわ男子しか勝たん」の開催が決定した。のちに、このツアー中にデビューが発表されることになる、記念すべきコンサートツアーだ。

なにわ男子が結成されたのは、2018年10月。グループ結成から成長を見守ってきた大倉は、「僕はライブを決めるときに、デビューの話が進んでいるのは知っていましたから。ジャニーズの彼らの年代を背負っていくひとグループになってほしい」と、彼らへの期待を寄せる。続けて「いつまでもプロデュースしてもらえるわけでもないし…もっと本質だったり、中身を鍛えなきゃいけないところが課題だった」と、これからなにわ男子が成長していくうえで大事なことを語った。

そんな先輩の期待を受け、今回グループのセンターを務める西畑大吾がステージの演出を初めて担当することに。30曲以上を披露するセットリストやステージ構成を練り上げ、メンバーやコンサートスタッフと意見を交わす。打ち合わせを終えた西畑は「めっちゃ不安です。この構成とセットリストでよかったのかという気持ちにさいなまれてます」と、不安そうな表情を見せた。

大西流星は、コンサートグッズのプロデュースを担当。「コンサートとか特別な日にマスクチャームとして使って、使わない日は、ぬいぐるみにつけてもかわいいかなと思って、試し中です」と、グッズのさまざまな使い方をファンに提案したいと、試行錯誤を繰り返す。

映画やドラマなど役者としての活躍が目覚ましい道枝駿佑は、生真面目な性格もあり、コンサートのリハーサルでは誰よりも早くスタジオに入り、ダンスの練習をする姿が。

グループを歌で支える1人が高橋恭平。ボイトレに通い、その歌を磨いてきたという高橋は、「下のほうが前までは得意やったけど、今は高いほうが出しやすいですね」と、自身の傾向をしっかりと分析していた。

コンサートの衣装のデザインは長尾謙杜が担当。「ベースボールシャツの上にスタジャンを着られたらいいなと思っていたんですけど、丈くん(藤原丈一郎)に言ったら、『100番以降は育成選手やで』って。『俺らはデビューに向けて頑張ってるから一緒』って背中で語ってました(笑)」と、打ち合わせの席で話し、その天真爛漫さで愛されている。

最年長の藤原丈一郎は、8歳でジャニーズ事務所に入り、幾度も仲間に先を越されながら17年間あきらめずにデビューを目指してきた。その長い月日の中で磨いてきた笑いのスキルを活かし、MCコーナーの台本作成と担当。

そして、食べることが大好きなリーダー大橋和也は、お調子者だが、なにわ男子の歌とダンスを支える大黒柱。「普通を味わおうとしたらダメですね、この職業。みんなが『仕事頑張ろう』とか『今日1日頑張ろう』と思えるような人になりたいので、全然苦じゃない」と、アイドルとして生きる覚悟を笑顔で語った。

それぞれ個性があり、役割分担もきっちりと別れているなにわ男子に対し、SNSでは「みんなにちゃんと役割があるって、グループとして強いな」というコメントが。また、「大吾くんが考えたセトリ、私は大好きだったよ!」「りゅうちぇ(大西)の考えるグッズは、かいわいいし、使えるし、天才!」「衣装のことになると真剣になる長尾くん好きすぎる」と、感激する声もあった。

リハーサルで課題が浮き彫りに…その時、7人は

6月下旬、ツアーの最終リハーサルが行われていた。この日は、美術や技術などさまざまな部署の主要スタッフが集結。ツアーが決定した3月から積み上げてきたものが、実を結んでいるかが問われる。

このステージのために用意された衣装を実際に着用し、30曲にも及ぶ楽曲を通しで確認していくが、課題も浮き彫りになった。衣装の早着替えが間に合わないのだ。藤原の「少なからず(着替えが)間に合わないことも考えておかないと、会場に行ったら(試行錯誤する)時間もない」という言葉に、衣装をデザインした長尾は「できるだけ新しい衣装でやりたい。でも(本番でも)間に合わなかったら…」と不安な顔を見せる。

大切なのは、理想と現実の折り合いをつけながらの試行錯誤。この早着替えの問題は、着替え場をステージの近くに移動することで解決。7人で話し合いを重ねて導き出した答えだ。西畑は「結成当時はあまり言い合えてなかったと思う。最近は年下の子たちがすごく意見をくれるし、本心で話してくれているなっていう感覚がある」と、メンバーの意識の変化について明かした。

なにわ男子がなりたい“アイドル像”は?熱い思いにファンも感激

その日のリハーサル終わり、西畑はメンバーを集め「今後、どういうアイドルになりたいか?」と投げかけた。西畑自身は、憧れの先輩である嵐を引き合いに出し「嵐さんが見せてくれた景色はすさまじくて。俺の中で。だから、そういう存在になりたい。誰かの助けにもなるし、支えにも、励みにもなれたら」と、目指すアイドル像を語る。

大西は「アイドルとして、日本全国の方に認められる(存在)」、長尾は「笑顔にできる存在になりたい」、大橋は「一人ひとりのヒーローになりたい」、高橋は「いろんな人の喜怒哀楽にいたい」、藤原は「俺らってJr.で前例のないことをめっちゃしてる。デビューしても前例のないことをしていきたい」と、思いを明かしていくメンバー。

すると、道枝が「俺は、もう1回ジャニーズ旋風を巻き起こしたい。今いろいろなアイドルがいるけど、ジャニーズは男性アイドルのパイオニア的な存在なので(その存在の代表を担えるグループになりたい)」と、ひときわ熱い思いを明かした。

メンバーの熱い思いを聞いた西畑が「こういう話し合いも、恥ずかしがらずにできるようなグループでいられたらいいと思う」と言うと、藤原が「今パッと出てきたんやけど、記念写真撮りたいなと思った(笑)」と提案。「この1枚は大事にしておきたい」と続ける藤原に、メンバーが「撮ろう!」と立ち上がる中、西畑は「あかんわ、泣きそうになってきた」と目を潤ませた。

この7人が輪になり、熱く語り合うシーンにファンは「ちょっと胸アツすぎ…」「それぞれのまっすぐな思いが伝わって泣ける」「もうすでにみんなが目指すものに近づいてると私は思うけど、さらに成長していくなにわが楽しみになった!」と、感動したというコメントがずらりと並んだ。

次回、1月14日(金)は、CDデビューが発表されたその日に完全密着。感動の裏には隠された秘密があった…。

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