吉田流“男性選び”のポイントは食べ方「食事をする姿が美しい人は信じられる」
――源太郎の娘たちは、3人とも男性を見る目がないですが、“男性選び”について吉田さんがアドバイスするとしたらどんなことを挙げますか?
お金を持っているとか、地位があるなどでは絶対にないと思いますが、やさしさや思いやりというのも、必要ではあるものの、あまりにも抽象的ですよね。
このドラマは、食べることが重要な要素になってくるんですけれども、食事をする時の姿が美しい人は、僕は信じられますね。気取っているとか、ナイフとフォークの使い方がうまいという意味ではなくて、「あ、キレイだな、この人のご飯の食べ方」と思う人。そういう人は、信用できると思います。
――娘さんが、いつか彼氏を連れてきた時は、食べ方を見ますか?
まず、自分の娘にきちんとした食事の仕方を教えないといけないですよね。彼女がちゃんとした食べ方をしていれば、それを素敵だなと思ってくれる男性が、きっと現れると思うんです。そういう男性がいいのではないかという気がします。
――撮影中のエピソードがありましたら教えてください。
実は、撮影が始まる半年前くらいに藤原竜也くんを介して、山口さんと一緒に飲んだんです。そういう前振りがあったので、いきなり長ゼリフを差し込んできたり、撮影時間が長引いたりしても僕は理解できますが、前振りがない人は戸惑うと思うんです。
山口さんは、ニシンそばのニシンにそばが何本かかっているかまでこだわるから、必然的に撮影が長引くわけです(笑)。
先日、ハマケンさん(浜野謙太)とおそば屋さんのロケだったのですが、昼食のシーンだったので日中には終わるだろうと思っていたら、やはり時間がどんどん長引いて夜になってしまって。
彼は、その日に食事の約束をしていたらしいのですが、結局、終わったのが夜10時くらい。なかなか予約が取れないお店で、だれかに紹介してもらったようで…。
その人のメンツもあるし、待たせている人にも迷惑をかけてしまって、「いろんな意味で、僕はこれからヤバいです」と言っていました(笑)。
――そんな浜野さんとの共演は、いかがですか?
彼は、ミュージシャンでもあるんですよね。だから、いわゆる役者っぽくなくて、とても自由なんです。すごく緩やかで自由な空気を醸し出していて、共演者としてはとても気持ちが楽です。
しかも、先ほどのようなエピソードを提供してくれるので、ツッコミどころ満載だし、とても楽しくやらせてもらっています。