今やバラエティ番組で見ない日はない、超売れっ子タレントのファーストサマーウイカが、こんな表情をするなんて…!
彼女は、7月12日(日)と19日(日)に前編・後編で放送されるフジテレビ『ザ・ノンフィクション』「お父さんと13人のこども」のナレーションに初挑戦した。本人が「毎週必ず見ている」という大好きな番組で、どんな語りを見せてくれるのか?
収録現場を取材したフジテレビュー!!は、ファーストサマーウイカの意外な一面を知ることに。
大阪の7男6女の15人家族を襲う危機をどう読む?
ファーストサマーウイカ(以下、ウイカ)が語りを任されたのは、大阪駅前の地下街で居酒屋を家族経営する澤井一家のお話。7男6女の15人家族はいつも父を中心に団結していたが、跡継ぎとして期待されていた長男が突然家を飛び出し、家族に亀裂が入ってしまう。さらに新型コロナウイルスが店の経営だけでなく、お父さんの体を襲い…。大家族はこの大きな試練を乗り越えることができるのか?
最初は苦戦…収録後に見せたストイックさ「録り直したい!」
ウイカはリラックスした様子で収録現場に到着。制作スタッフとなごやかな雰囲気で打ち合わせを終え、ナレーションを録音するブースへ入った。最初リハーサルで読んでみると、スタッフに「音の聞き障り、問題ないですか?」「行間や速さはこれくらいでいいですか?」と熱心に質問していた。
本番が始まると「育ててきた」の滑舌がどうしてもうまくいかない。つい急いで読んでしまうため、スタッフから「ゆっくりでいいですよ」とアドバイスを受ける。また少し高いトーンで読み始めたため、プロデューサーから「いつものウイカさんくらいに下げた方がいいですね」と指摘された。すると「ちょっとなりきっているな、私(笑)」と自分に突っ込みを入れていた。
前編・後編の2本録りのため、収録はおよそ5時間かかった。しかし、ウイカ本人は疲れを見せるどころか、どんどん調子を上げ「ここは関西弁でいきましょうか?」と提案したり、VTRの中の家族をいじったりする余裕も。全ての収録が終わりOKが出ても「録り直せるものは、録り直します!」と、自分が気になっていたところを全てやり直す、という非常にストイックな一面を見せた。
「見ている人にとって雑音になりたくない」
納得のいくまでとことん!収録したウイカに話を聞いた。
――ここまで貪欲にナレーション録りするとは!
えー!そうですか?ただの“うざいやつ”じゃないですか(笑)。私はこの番組のファンで、かつ厳しい視聴者なんです。ナレーションの大切さがわかるし、ナレーターが主人公の人生に乗っかってくる瞬間に、気に障ったら邪魔に感じちゃうじゃないですか。見ている人にとって“雑音”になりたくないな、と。
――うまくいったところと、難しかったところは?
言い訳ではないのですが、今歯科矯正をしていて「育てる」という言葉がかなり言いづらかったです。また、た行とら行が難しいので何回も詰まってしまいました。技術的にはまだまだですが、お父さんの言葉や画面の向こう側で感情があふれる瞬間に出た表現は、嘘がなくそこに寄り添うようなナレーションができたと思います。また、リハーサルの方が良くてあえてそっちを採用してもらったところも(笑)。
――今回のナレーションのオファーを聞いた時はどう思いましたか?
まず「え?本当に?ここで人生終わるんちゃうか?運を使い切ったんちゃうか?」と悲観的になるくらい…嬉しすぎました。面白いコメントを求められているわけではない、私の持っている“素材”を選んでくれたということに感動しました。ただ、画面に映った【語り ファーストサマーウイカ】のテロップを見て「場所取るなー」と思いましたね(笑)。
「蒼井優さんの語り」がイメージだけど“演じよう”とはしなかった
――どういうイメージで読もうと思っていたのですか?
私は声が低く女性のやわらかい感じはないのですが、大阪は自分の地元でもあるし、大家族の澤井家を表現する上でも「地で行こう!」と思っていました。でもそこには“包み込むような優しさ”があって、私のなかでは蒼井優さんをイメージしていました。でも変に演じようとはせず、的確に状況を説明しようと思って臨みました。
――視聴者の反応が楽しみですね?
もし最初の【語り ファーストサマーウイカ】のテロップを見逃した人は「誰だろう?」と思うかもしれません。「そんなに上手くないけど、ウイカの語り、合っていたな、意外といいな」って思っていただけたらうれしいです。
澤井一家は大阪ではニュースで取り上げられることもあり、知ってはいたのですが“イケイケな大家族”というイメージでした。今回のドキュメンタリーを通じて、知らない一面が見られました。皆さん前向きでひたむきな、温かい人たちでした。『ザ・ノンフィクション』にまた呼んでいただけるよう、がんばります!
最後までテンションの下がらないまま、取材に応じたウイカ。リハーサルの様子を特別に動画でお届け!放送では、どのような“語り”が完成しているのか?