モデルやタレント、経営者として活躍する紗栄子さん(38)が、2025年5月19日に自身のインスタグラムを投稿。幼少期の息子たちとの3ショットを公開し、母としての思いを長文でつづりました。
紗栄子「しばらく涙が止まりませんでした」息子が教えてくれた母としての役割
紗栄子さんは、2008年3月に、現在は17歳となり、モデルとして活躍している長男・道休蓮さんを出産。2010年2月には、現在15歳となる次男を出産しています。
2人の息子を育ててきた紗栄子さんは、今回の投稿で、「今朝、息子から嬉しいメッセージが届きました。私が生きる大きな理由のひとつは、もちろん彼らの存在です。」と、現在イギリスで暮らす子供から手紙が届いたことを報告。幼き息子たちとの3ショットを公開しました。

そこには、和装姿でビシッと決める3人が。真ん中に座る紗栄子さんは膝の上で次男を抱え、こちらに向かって微笑んでいます。膝の上に座る次男は、顔をクシャっとし嬉しそうにピース!長男の道休さんは、少し下がって、紗栄子さんの後ろに立っています。
紗栄子さんは当時を振り返り、「若くして親になることで、様々な声を耳にすることもありました。シングルで育てていくことになった時も、私たち親子に対する世間の反応は、とても厳しいものでした。」と、苦労が絶えなかったことを告白。
続けて、「子育てには、正解がありません」と育児の難しさをつづると、母親、モデル、経営者として周囲の支えで何とかやってこれたことを明かしました。
さらに、子育てについて、「すぐに結果が出ないことばかりで、正解があるようでない世界。子どもたちと一緒に、自分たちなりの正解を探していく、終わりのない旅のようなもの。」と語り、「いつの時代も、母親たちは「完璧にできてこそ良い母親」というイメージに苦しめられてきたのだと思います。私も、例外ではありません。」と、“良い母親”であろうと悩まされていたことを打ち明けました。
続けて、「ただ、今日、息子からの手紙を読んで気づかされたのは、「母親」としての“正解”は、他の誰かの判断や評価ではなく、彼ら自身の声の中にあるのだと。今日、私は、どこかで自信が持てなかった「母親」という役割の「合格」を、息子からもらうことができたような気がします。」とつづります。
紗栄子さんは、「しばらく涙が止まりませんでしたが、とても幸せな1日の始まりです。」と息子からの手紙に胸を打たれた様子を見せ、「これからも私たちなりの幸せのカタチを築いていきたいと思います」と投稿を締めています。
この投稿にSNSでは、「涙が溢れました。同じ母親として尊敬します」「お子さんからの言葉って本当にうれしいですよね」「子育てに悩み中ですので、すごく心に響きました」「一文一文心にしみて励みになりました」「ほんと、カッコイイです」などのコメントが寄せられています。
紗栄子 インスタグラム全文
今朝、息子から嬉しいメッセージが届きました。
私が生きる大きな理由のひとつは、もちろん彼らの存在です。
若くして親になることで、様々な声を耳にすることもありました。
シングルで育てていくことになった時も、私たち親子に対する世間の反応は、とても厳しいものでした。
子育てには、正解がありません。
育児書を読んでも、誰かに聞いても、それが“答え”になるとは限らない。
状況や環境、タイミングによって結果は大きく変わるし、たとえ同じ親のもとに生まれた子どもでも、それぞれで性格も感じ方も全く違っていて、アプローチの仕方ひとつで反応も変わります。
「子育て」という、とても長くて繊細なプロジェクトは、どんな仕事よりもクリエイティブで、
そして、あらゆる意味で難しさが伴うものだと実感しています。
母親という役割を担うだけでもマルチタスクなのに、それに加えて仕事も両立しなくてはならない日々。
もちろん、すべてを完璧にこなせるわけではなく、今までも両親をはじめ、たくさんの方々の支えがあって、私は「母親」として、「モデル」として、そして「経営者」として、何とかやってくることができました。
それでも、いくら周囲の力を借りていたとしても、すべてを完璧にこなせるわけではなくて、
「完璧でありたい主義者」の私は、全てを完璧にできない自分に苦しみ、そしてそのことを赦せるようになるまで、本当に長い時間がかかりました。
モデル業は、カバーを担った誌面の売れ行きやクライアントの商品の動きなど、数値で成果を測ることができます。
経営も、決算書が成績表であり、スタッフの状態=会社のコンディションとして見ることで、ある程度の評価ができます。
ただ、子育てだけは違います。
すぐに結果が出ないことばかりで、正解があるようでない世界。
子どもたちと一緒に、自分たちなりの正解を探していく、終わりのない旅のようなもの。
そしてその旅の途中には、今までも他者からの評価で傷つくことが山のようにありました。
いつの時代も、母親たちは「完璧にできてこそ良い母親」というイメージに苦しめられてきたのだと思います。
私も、例外ではありません。
ただ、今日、息子からの手紙を読んで気づかされたのは、「母親」としての“正解”は、他の誰かの判断や評価ではなく、彼ら自身の声の中にあるのだと。
今日、私は、どこかで自信が持てなかった「母親」という役割の「合格」を、息子からもらうことができたような気がします。
私にとって、とても大きな出来事です。
人生の中では、常にいろんな選択に悩みます。
その時々の自分なりの“最善”を選んだとしても、本当にそれでよかったのかは、すぐにはわからないことばかりです。
その長い問いに対する答えを、今日、息子がくれました。
イギリスから届いたメッセージを読み、しばらく涙が止まりませんでしたが、とても幸せな1日の始まりです。
もうすぐ帰ってくる彼らを心待ちに、それまでは私も自分の役割を全うし、帰ってきた時には笑顔で迎えたいと思います
そしてこれからも私たちなりの幸せのカタチを築いていきたいと思います