<林遣都 コメント>

――本作への出演が決まったときは、どう思いましたか?

童相談所を舞台にしたお話で、僕自身も子育て中ということで、日々こどもと向き合う中で大変なことや考えることがたくさんあります。ですので、とても共感する部分がこの物語の中にたくさんあり、きっと視聴者のみなさんも共感できる内容なのではないかと思います。

子育ては、うれしいこともたくさんありますが、基本的にはもう大変なことばかり。さまざまな人に力を与える、届ける作品になるのではないかなと思い、すごくやらせていただく意義を感じました。

――台本を読んだ印象は?

本当に、すてきな物語です。毎日どれだけの思いで一つひとつの家庭と向き合っているかというところが、すごく丁寧に描かれていて、まずはそこを一番に届けたいなという思いが湧(わ)きました。

とにかく、この企画を立ち上げられた方々の思い、熱意みたいなものを脚本からすごく感じました。この脚本を読んで感じたものを、しっかりと見ていただく方にも届けられたらいいなという思いでいます。

――林さん演じる、蔵田総介について教えてください。

本当に仕事人間なので、仕事以外の姿がなかなか見えてこないのですが、とにかく信念を持って、ブレずに一つのことを貫いて生きているその生き方がかっこいいなという印象です。

児童相談所で働く方々の思いを背負っている、代弁しているような立場の人間だと思うので、自分のお芝居云々(うんぬん)というよりは、最初はやはりそこの部分をしっかりと届けられるように、演じられたらいいなと思っています。

――フジテレビ制作連続ドラマへの出演は約10年半ぶり、初の月9出演となります。

うれしいですね。『残念な夫。』は、自分にとってもすごく大切で思い入れのある作品で。あの作品があったからこそ、今の自分があるとも思っているくらいなので、そういった意味では何か恩返ししたいですし、月9というものはやはりこの仕事を始める前、学生時代に一番見ていた枠のドラマだと思います。

きらびやかなイメージがありますし、いつまでもあこがれもあります。そういった意味で出演できてすごくうれしいです。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

僕以外にも児童相談所で働くさまざまな登場人物がいて、本当に言葉一つひとつに重みがあって、胸が熱くなるシーンがたくさんあります。自分が今子育てをしているということもありますが、台本を読んでいて泣けてくるシーンもいっぱいあって。自分が台本からいただいたものをしっかりと見てくださる方にも絶対に届けたいなという思いでいます。

7月からスタートする、とてもすてきなドラマに出演させていただきます。月曜夜9時らしい、エネルギッシュで心温まるドラマになると思います。僕も一生懸命頑張りますので、絶対に絶対に見てください!よろしくお願いします。